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2026.02.28

佐賀県勢初の快挙! 龍谷高校空手道部が魅せる「基本」への徹底したこだわり

創部わずか5年で、佐賀県の高校スポーツ界に歴史を刻んだチームがある。佐賀市の龍谷高校空手道部は、昨年の全九州高等学校空手道新人大会・女子団体形で佐賀県勢初の優勝に輝いた。現在9名で活動する小さな部が、なぜこれほどの強さを持つのか。その秘密は「基本を大切にすること」という、シンプルだが深い哲学にあった。

注目校・龍谷高校とは

龍谷高校は運動部・文化部合わせて30もの部活動を持つ学校で、生徒会が誇らしげに紹介するユニークな特徴もあります。なんと、佐賀県の高校で初めてセブンティーンアイスの自動販売機が設置された学校なのだそうです。「冬でも休み時間や放課後には大行列です」というほどの人気で、生徒たちに愛されています。

そんな龍谷高校の中でも、今特に注目を集めているのが空手道部です。

兄への憧れが生んだ情熱

部員たちが空手を始めたきっかけはそれぞれ異なりますが、江下宙来さんの動機は特に印象的です。「お兄ちゃんも龍谷高校空手道部に所属していて、お兄ちゃんに憧れたからです」と話す宙来さん。そのお兄さんは一昨年の国スポで団体組手優勝という輝かしい実績を持ち、「いつか勝つ」という力強い決意を語る表情には、強い意志がにじんでいます。

また、佐々木七海さんは空手の魅力についてこう語ります。「練習はきついですが、試合で勝った時の達成感がすごくあります」。厳しい練習を乗り越えてつかんだ勝利の喜びを知っているからこそ、その笑顔はひときわ輝いて見えました。

強さの秘密は「基本」への徹底したこだわり

古賀部長が語る龍谷高校空手道部の強みは、ずばり「基本を大切にしていること」。具体的には「突き・蹴り・受け・立ち」といった基本動作の練習に、他校と比べて多くの時間をかけています。

「型はすべての動きにつながるので、一つ一つ丁寧に時間をかけて取り組んでいます」という古賀部長の言葉からは、基礎に対する真摯な姿勢が伝わります。華やかな技術より先に、地道な基礎を積み上げる——その積み重ねが、県勢初優勝という結果を生み出しました。

チューブトレーニングで培う瞬発力と体幹

部員たちが日々取り組んでいる独自のトレーニングが「チューブトレーニング」です。チューブで引っ張られた状態でモモ上げをしながら突きも同時に行うもので、「足腰の強さや瞬発力を鍛えることができます」と古賀部長は説明します。

リポーターも実際にこの練習に参加しましたが、チューブの強い抵抗により「まったく腕が動かない」という状態に。指導を受けた部員からは「素晴らしかったですけど、試合では勝てないですね」という率直な一言も飛び出し、会場は笑いに包まれました。また部員の吉村心愛さんも「パワーもスピードも弱かったです」と正直に評価し、日頃の部員たちのレベルの高さが改めて浮き彫りになりました。

県勢初優勝の演武「ウンスー」を披露

取材のクライマックスは、佐賀県勢初の優勝に輝いた女子団体形「ウンスー」の演武披露です。古賀部長によると「型の演武のあとに、分解という演武も行います」とのこと。

「分解とは型の動きをより実戦に近づけたもので、型の意味合いを実際の対人で表現するものです」と説明されるように、型から分解へと移る瞬間、部員たちの表情は一変。道場全体が緊迫した空気に包まれました。

演武を披露した中西陽菜多さんは意識していることをこう語ります。「型は個人の技術が必要なので、基本の練習や基礎体力を大切にしています。分解はリアリティーが大事なので、距離感やタイミングを重点的に練習しています」。その言葉通り、演武には鍛え抜かれた技術と、息の合ったチームワークが光っていました。

全国制覇へ、挑戦は続く

取材の最後に古賀部長が掲げた目標は「3月末にある全国高校選抜での優勝」。「簡単なことではないので、残り1か月全力で取り組んでいきます」という言葉には、揺るぎない決意がこもっていました。

まとめ

創部5年という短期間で佐賀県勢初の快挙を成し遂げた龍谷高校空手道部。その強さの根源にあるのは、派手な技術よりも地道な基本練習を積み重ねる姿勢でした。一つ一つの動きを丁寧に磨き続けることで培われた技は、県内の頂点を超え、今や全国へと向かっています。道場に響く力強い気合いの声とともに、9人の挑戦はまだ終わりません。
【2026年2月24日放送 かちかちLIVE 設定 青春!アクティブ より】

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