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佐賀県の消防団 22年連続で組織率日本一!女性や外国人団員も活躍
佐賀県の消防団組織率(住民数における消防団員の割合)が22年連続で全国1位。地域を愛し、守る気持ちが人一倍強い佐賀県民の姿が浮かび上がります。地域の安全を守る消防団には、女性や外国人も参加し、多様な活動を展開しています。今回は、そんな佐賀県の消防団の魅力に迫ります。
女性も活躍!多様性豊かな佐賀の消防団
佐賀市内で活動する女性消防団員たちは、消火活動はもちろん。それ以外に広報活動など様々な役割を担っています。取材した女性団員は、「地域のイベントに参加して、パネルシアターを使った啓発活動をしています」と語ります。
また、一人暮らしの高齢者宅を訪問し、手作りのプレゼントと共に火の用心を呼びかけたり、広報誌を作成したりと、地域に密着した活動を展開しています。
女性消防団員の一人は、「最初は大変なことがいっぱいあるのかなと思いましたが、入ってみるとマスコット作りやみんなでお茶を飲んだりと、和気あいあいとした活動が多くて楽しいです」と笑顔で語りました。
さらに「娘が安心して暮らせる地域であるように」という思いで活動をされている女性もいらっしゃいました。
女性消防団員はそれぞれができることで活躍されていました。
県内唯一の外国人消防団員も!熱心な姿勢に注目
佐賀県玄海町には、県内唯一の外国人消防団員であるモハマド ジュプリヤントさん(ジュップさん)が所属しています。ジュップさんは、家族と共に玄海町に移住したことをきっかけに、自ら希望して消防団に入団したそうです。
「新しいことをみんなで勉強しています」とジュップさん。日本式の「回れ右」の動作なども、仲間たちに教えてもらいながら練習を重ねています。
同じ消防団の日本人団員は、「ジュップさんが入団した時はとても嬉しかったです。言葉の壁など不安な部分もありましたが、棚田でのお米作りの作業中などにコミュニケーションを取り、自然に打ち解けていきました」と語ります。
佐賀県の消防団、地域を守る誇りと使命
佐賀県の消防団が22年連続で組織率日本一を達成したことは、単なる数字の記録ではありません。それは、地域を愛し、守りたいという県民一人一人の強い想いの表れです。
女性消防団員の多彩な活動や、外国人消防団員の熱心な取り組みは、佐賀県の消防団が時代とともに進化し、より地域に密着した組織になっていることを示しています。これからも佐賀県の消防団は、「日本一の絆で地域を守る」という使命を胸に、活動を続けていくことでしょう。
私たちも、この誇るべき伝統を支える消防団の方々に感謝し、地域の安全について考える機会を持ちたいものです。
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