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2026.06.12

ラーメンの脇役じゃない 伊万里で生まれた“ご飯が進むメンマ”

佐賀県伊万里市山代町で、いま注目を集めている特産品があります。ラーメンの脇役というイメージが強い「メンマ」です。

しかし、今回出会ったのは、食卓の主役になるほど存在感のある“クラフトメンマ”。シャキッとした食感と肉厚な食べ応えに加え、その背景には放置竹林という地域課題を解決したいという思いがありました。

伊万里の自然と人の知恵が生んだ、新たな特産品の魅力を紹介します。

海を望む絶景スポット「伊万里ブルーベリーファーム」

今回訪れたのは、伊万里市山代町にある「伊万里ブルーベリーファーム」です。

目の前には海が広がり、正面には長崎県、左手には松浦市を望む絶景ロケーション。佐賀県の西端ならではの開放感があります。

こちらでは、約30品種・1000本のブルーベリーを栽培。6月にオープンした観光農園で、これからの季節はブルーベリー狩りも楽しめます。

施設内では、ブルーベリーや季節の果物を使ったスイーツも提供されています。
中でも印象的だったのが「ジェラート」。

今回は、塩ミルク+ブルーベリーヨーグルトのジェラートをいただきました。
ブルーベリーがたっぷり使われていて、爽やかな酸味とヨーグルトのまろやかさが相性抜群。暑い季節にもぴったりの味わいでした。

なぜ伊万里でメンマ作り?背景にあった“放置竹林問題”

今回の本題は、ブルーベリーではなく「伊万里メンマ」です。

メンマの原料になる竹は、実は地域の課題とも深く関わっています。

伊万里市では、管理されなくなった放置竹林が問題になっていました。
竹が増えすぎることで、イノシシなど獣害のすみかになったり、地面に浅く根を張るため土砂崩れの原因になることもあるそうです。

そこで、「竹を地域資源として活用できないか」と始まったのがクラフトメンマ作りでした。

竹を収穫することで、人が竹林に入るきっかけが生まれ、整備にもつながります。

“おいしく食べることが山を守ることにつながる”。

そんな取り組みが、伊万里で始まっていました。

メンマになるのは“幼竹”

案内された竹林には、背丈が2〜3メートルほどの幼竹が並んでいました。

まだ硬くなる前の竹を使うため、驚くほど柔らかいのが特徴です。

実際に切ってみると、包丁がすっと入るほどの柔らかさ。一般的な竹のイメージとはまったく違います。
この竹は、わずか2カ月ほどで硬い竹へと成長するそうです。

収穫した竹は、一本一本手作業で加工されます。
皮をむいたあと、硬さを見ながら部位ごとに仕分け。部位によってゆで時間を変えるため、この工程が仕上がりを左右する重要な作業になります。

その後、30分ほどゆでて塩を混ぜ込み、重しをのせて約1カ月じっくり塩漬け。

こうして、ようやくメンマが完成します。

“主役になるメンマ”の衝撃的なおいしさ

完成した伊万里メンマは、まず厚みに驚かされます。

いただいたのは、地元・西岡醤油のしょうゆを使った定番のしょうゆ味。
ご飯にのせて食べると、シャキシャキとした食感と竹のうまみがしっかり感じられます。

肉厚なのに筋っぽさがなく、後味もすっきり。ラーメンの添え物というより、“ご飯のお供”として成立する存在感があります。

さらに、細かく刻んだ「カレー味」も人気。
カレーの風味の中にもしっかりメンマの味が残っていて、サラダやご飯との相性も抜群です。

このほか、梅味やカツオみそ味など全部で4種類を展開しています。

おいしく食べることが山を守ることにつながる

伊万里メンマの魅力は、おいしさだけではありません。

放置竹林という地域課題に向き合いながら、新たな特産品として価値を生み出している点にもあります。

「食べることで、一緒に放置竹林問題を解決してほしい」

そんな思いが込められた商品でした。

地域の自然を守りながら、新しい食文化を作る取り組み。伊万里ならではの魅力が詰まった特産品です。

まとめ

伊万里市山代町で生まれた「伊万里メンマ」は、放置竹林の課題を活用して誕生した新たな特産品です。

ひと口食べると、シャキシャキとした食感と肉厚な食べ応えに驚かされます。これまでのメンマのイメージが変わるようなおいしさでした。

購入は伊万里ブルーベリーファーム、道の駅伊万里、公式通販サイトで可能です。

また、伊万里ブルーベリーファームでは、絶景のロケーションと季節限定のスイーツも楽しめます。伊万里メンマとあわせて、伊万里ならではの魅力を満喫できるスポットです。

店舗情報
  • 店名:伊万里ブルーベリーファーム
  • 住所:佐賀県伊万里市山代町立岩760番2
【2026年6月8日放送 かちかちLIVE こちら かちかち生産課 より】

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