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2026.02.18

花粉症シーズン到来 専門医に聞く効果的な対策と早期治療の重要性

2月に入り、いよいよ花粉症のシーズンが本格的に始まります。佐賀県医療センター好生館の耳鼻咽喉科専門医による最新の花粉対策と、視聴者から寄せられた疑問への回答をご紹介します。

今年の花粉飛散予想 佐賀・福岡は昨年より半減も油断禁物

ウェザーニューズの第3回花粉飛散予想(1月14日発表)によると、九州地方は2月上旬から中旬にかけて花粉シーズンに入る見込みです。スギ花粉の本格的な飛散は2月中旬以降とされています。

注目すべきは飛散量の予測です。昨年は記録的な飛散量を記録した佐賀・福岡両県ですが、今年はその「ほぼ半減」が予想されています。しかし、九州全体では平年より多い見込みで、決して油断はできない状況です。

かちかちLIVEで実施したアンケート調査では、52%が「花粉症です」と回答し、「花粉症かも…」の12%を合わせると、実に6割以上の人が花粉症の症状を感じています。

つらい症状の実態 鼻と目の症状が圧倒的多数

つらい症状を複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「鼻水」で132人、続いて「目のかゆみ」110人、「くしゃみ」91人という結果でした。鼻づまりや喉の症状を訴える人も多く、花粉症の症状が日常生活に与える影響の大きさが浮き彫りになりました。

専門医が解説 花粉症のメカニズムと風邪との見分け方

佐賀県医療センター好生館の耳鼻咽喉科医師は、花粉症のメカニズムについて次のように説明しています。

「花粉症は花粉に対するアレルギーです。通常、花粉というのは体にとって悪者ではないんですけども、ウイルスや細菌のように体にとって悪いものというふうに認識されるようになることがあります」

「繰り返し花粉を浴びていると、体から排除しようとしてくしゃみや鼻水、鼻づまりとかが起こります」

多くの人が疑問に思う「風邪と花粉症の見分け方」について、医師は明確な違いを指摘しています。

「風邪に特徴的な症状としては、発熱、寒気、関節痛、下痢、咳、痰などがあります。鼻以外の症状が出ることが特徴的です。一方で、花粉症は鼻と目の症状、これが出ることが特徴です」

さらに、症状の推移にも大きな違いがあります。「風邪は症状が日々変わっていきます。最初は鼻水、くしゃみだけだったのが、次第に熱が出たり、喉が痛くなったり、非常に濃い鼻が出たりとか」明らかに悪化していくのが風邪です。

花粉症は同じような症状がずっと続くという特徴があります。

最も効果的な対策は「取り込まない」こと

「一番効果がある対策は?」という視聴者からの質問に対し、医師は明確に答えています。

「とにかく体に花粉を取り込まないことです」

具体的な方法として、以下の4つのポイントが挙げられました。

  • 1. 花粉情報を手に入れる

インターネットやテレビで花粉情報をチェックし、花粉が飛んでいない時間や場所を選んで外出することが重要です。

  • 2. 外出時の防護対策

「マスクをしっかりすることと、目がかゆい人はしっかりと目をカバーできるような眼鏡をしていただく」ことが効果的です。

  • 3. 帰宅時の花粉除去

「家に帰ったら玄関先で服についた花粉をしっかりと払ってください」。家の中に花粉を持ち込まないことが大切です。

  • 4. 室内の清掃

「こまめに家の中を掃除していただいて、花粉が家の中にたまらないようにしていただく」ことが必要です。

注目すべきは、症状が出ていない人への注意喚起です。「いつ花粉症が発症するかというのは分かりませんので、症状がない人でも今年は発症するかもしれません」と医師は警告しています。

早期受診の重要性 「ちょっとムズムズ」でも受診を

病院にかかるタイミングについて、多くの人が迷いがちですが、医師の答えは明確です。

「できるだけ早く受診したほうが好ましいです。少しでも症状が出てきたら早めに受診をしてください」

早期受診が重要な理由として、「症状が悪化してからだとお薬の量が増えたり、症状がなかなかコントロールできなくなって、患者さんが非常に苦労することになります」と説明されています。

見落としがちなポイント 花粉飛散のタイミング

多くの人が見落としがちな重要なポイントが、花粉が多く飛ぶ時間帯です。朝に対策をして出かけても、実は「昼前後・夕方」が最も危険な時間帯なのです。

「天候や場所によるところが大きいんですけれども、一般に都市部では、昼頃に最も多くなって、夕方以降に上空の花粉が降りてきて増える」と医師は説明しています。

また、雨の日についても油断は禁物です。「大雨ならともかく、小雨程度、短時間の雨だったら、花粉が飛ぶことが多いですので、油断は禁物です」。

特に雨上がりには、湿気で落ちていた花粉が風で舞い上がり、飛散量が増加する可能性があります。

まとめ

医師からの最終メッセージは、花粉症に悩む多くの人にとって希望となるものです。「花粉症はコントロールできる病気です。取り込まない対策と早めの治療が大切です。困ったら医療機関で相談を」。適切な対策と早期の医療機関受診により、花粉症の症状は十分にコントロール可能です。症状が軽いうちからの対策が、快適な春を過ごすための鍵となります。花粉症のシーズンが本格化する前の今こそ、正しい知識と対策で準備を整え、この春を乗り切りましょう。
【2026年2月9日放送 かちかちLIVE まるっとライフ  より】

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