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小田井さんが「謎のエリア」発掘体験も!佐賀が誇る特別史跡 吉野ヶ里町「吉野ヶ里遺跡」
佐賀県神埼郡吉野ヶ里町に広がる「吉野ヶ里遺跡」
弥生時代の大規模な環濠集落跡として知られる国の特別史跡です。約2000年前の日本の姿を今に伝える貴重な遺跡で、全国でもわずか64カ所しかない特別史跡の一つとなっています。
弥生時代の大規模集落跡
吉野ヶ里遺跡は、弥生時代の環濠集落跡として知られています。環濠集落とは、外敵からの侵攻を防ぐために集落の周り全体を濠で囲っているのが特徴的な集落形態だそうです。
当初は小さな村がいくつか集まっているような場所でしたが、次第に組織化が進み、一つの「国」のような形に発展していったと考えられています。この変遷過程が見られる点でも、吉野ヶ里遺跡は貴重な歴史資料となっています。
謎のエリアで続く発掘調査
吉野ヶ里遺跡では現在も発掘調査が続けられています。「謎のエリア」と呼ばれる場所では、新たな発見が期待されています。このエリアにはもともと神社があり、2022年まで発掘されていませんでした。しかし、調査が始まってからは石棺や青銅器が次々と発見され、考古学的にも非常に重要な場所となっています。
発掘体験の機会
吉野ヶ里遺跡では、一般の方々も発掘調査に参加できる機会があります。発掘作業は、専用の道具を使って慎重に土を削っていきます。土の色の違いを見分けることで、昔の人々が作った穴や構造物の跡を特定していきます。
小田井さんも実際に発掘作業を体験し、「土の色の違いを見分けるのは難しいが、過去の人々の生活に一番最初に触れることができる魅力的な作業」と感想を述べています。
発掘調査員の仕事
興味深いのは、この発掘調査の仕事がハローワークで募集されているということ。専門性の高い仕事のイメージがありますが、実際には会計年度任用職員として雇用されるそうです。
「2000年前の人たちの生活に一番最初に触れることが発掘調査なんです」と案内役の方。ロマンあふれる仕事に、小田井さんも興味津々の様子でした。
復元された弥生時代の建物
吉野ヶ里歴史公園内には、弥生時代の建物が復元されています。高床式の大型建物や、当時の生活を再現した展示など、視覚的に弥生時代の暮らしを感じることができます。これらの復元建物は、考古学的な発見に基づいて忠実に再現されており、来場者に当時の雰囲気を強く感じさせます。
吉野ヶ里遺跡は、単なる遺跡見学にとどまらず、発掘体験や復元建物の見学など、様々な角度から弥生時代を体感できる貴重なスポットです。歴史好きの方はもちろん、家族連れでも楽しめる場所となっています。佐賀を訪れた際は、ぜひ吉野ヶ里遺跡で古代日本のロマンに触れてみてはいかがでしょうか。
施設情報
- 名称:吉野ヶ里歴史公園
- 住所:佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843
- 営業時間 : 9:00~17:00(季節により変動あり)
- TEL : 0952-55-9333
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