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2025.02.25

佐賀県初のワイナリー誕生へ!大町町で夢に挑戦する女性醸造家

佐賀県大町町にある「ポデーレ・トッコ」

全国で唯一ワイナリーがなかった佐賀県に、ついに県産ワインが誕生する日が近づいています。エステティシャンからワイン造りの道へと転身した髙平登志子さんが、大町町の中山間地域でブドウ栽培に挑戦しています。

大町町の自然を活かしたブドウ栽培

大町町の中山間地域に広がるブドウ畑。青いネットで覆われた畑には、まだ小さなブドウの苗が植えられています。「佐賀の気候はワイン用のブドウ栽培に適している」と高平さんは確信を持っています。

「佐賀県の貴重な土地を活かして、素晴らしいワインを作りたい」と語る髙平さん。2021年に大町町の中山間地活用事業として採用され、約350本のブドウの苗を植えました。まだ苗は小さく、本格的な収穫までには時間がかかりますが、髙平さんの目には未来のワイナリーの姿が映っているようです。

美容からワインへ、異色の経歴を持つ醸造家

髙平さんの経歴は、ワイン造りとは無縁に見えるかもしれません。エステティシャンとしてキャリアをスタートさせた後、イタリアンレストランで働き、そして佐賀市内でワインバー「ヴィノバル トッコ」を開店しました。

「ワインを提供する側になった時に、作り手の思いをお客様に伝えたかった」と髙平さん。イタリアへの定期的な訪問を通じて、ワイン造りへの興味が膨らんでいったそうです。

地域に根ざしたワイナリーを目指して

髙平さんの夢は、単にワインを造ることだけではありません。古民家を改装した販売所を開設し、ワインと共に地元の食材を提供することで、地域全体の活性化を目指しています。

「5年後には、ここでワインを楽しんでいただけるようになれば」と、髙平さんは未来を見据えています。

佐賀県初のワイナリー誕生に向けて、髙平さんの挑戦はまだ始まったばかり。しかし、その情熱と地域への愛着は、必ずや素晴らしいワインを生み出すことでしょう。佐賀の新たな名産品となる日を、私たちも心待ちにしています。

【2025年2月19日放送 かちかちLIVE 小田井涼平と そいよかね!ツアーズ より】

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