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2021.04.12

目標はトップチーム!そして世界へ…「サガン鳥栖U-18」

J1・サガン鳥栖の下部組織「サガン鳥栖U-18」。現在トップチームで活躍する選手の中には、この下部組織から昇格した選手がたくさんいます。今回はサガン鳥栖U-18の強さの秘密と注目選手をご紹介します。

J1・サガン鳥栖の下部組織、サガン鳥栖U-18。プロでの活躍を目指し、18歳以下の選手が日々しのぎを削っています。

2020年12月、群馬県で開かれた日本クラブユースサッカー選手権大会。全国の強豪32チームが参加する中、2年連続で決勝に進んだサガン鳥栖U-18。試合は互いに譲らない点の取り合いになりますが、終了間際にサガンが逆転ゴールを決め、3対2で勝利。初のタイトルを獲得しました。

練習拠点は佐賀市健康運動センター。2021年現在、育成協定を結んだ龍谷高校の1~2年生26人が所属しています。

チームのスタイルは「ハードワーク」。試合の最後まで走り続け、球際で負けない強さがサガン鳥栖の伝統です。田中智宗監督も「昔からサガン鳥栖として、鳥栖らしさとは何かと言ったらハードワークとみんなが口をそろえて出す」と話します。

チームを引っ張るキャプテン・安藤寿岐選手

安藤選手は2021年からキャプテンを務めています。守備の要ですが、得点能力も高い選手です。「攻撃時のコーナーキックでのヘディングは武器だと思う」と話す安藤選手は、優勝したクラブユース選手権でも1回戦で1ゴールを決めました。

1年生ながら攻守の軸・坂井駿也選手
坂井選手は自分の特徴を「守備の強さや攻撃の起点となるようなプレーをすること」と話します。
16歳以下の日本代表経験がある坂井選手。中盤の選手としてボールを奪う力に加え、攻撃でも正確なロングパスでアクセントになります。

田中監督はチームの方針について「大会に勝つということを目的にやっているわけではなく、トップチームに選手を輩出するというのが1番の目的」と話します。
選手の目標は、J1で戦うサガン鳥栖のトップチームに昇格すること。そんな彼らが今、一目置く選手がいます。

クラブ史上最年少でトップチームの試合に出場・中野伸哉選手

2020年8月、サガン鳥栖U-18からトップチームでデビューしたDF中野選手。
「しっかり守備をして攻撃にどんどん参加して。いいクロスを上げてアシストするところが自分の武器」と話す中野選手。
クラブの最年少出場記録を更新する、16歳11カ月でのデビュー。落ち着いたプレーでチームの勝利に貢献すると、その後リーグ戦13試合、カップ戦1試合に出場しました。
トップチームで試合に出場していることについて「最初はついていくのが精いっぱいだった。今は慣れて自分の力が出せるようになってきた。」と話す中野選手。佐賀市出身で13歳の時から世代別日本代表に名を連ね、サガン鳥栖U-15の時には全国2冠を経験しています。

中野選手の活躍について安藤選手は「いい刺激になっているので自分も早くトップチームで活躍できるように頑張りたい」と心境を語り、坂井選手は「身近に高校生でトップデビューしている選手がいるので、自分もそこに立たないといけないというのは常に日頃思っている」と話します。

現在、ユースに所属しながらトップチームでも出場できる「2種登録」の中野選手。今シーズンはさらなる活躍が期待されます。
中野選手は今後について「しっかり開幕からスタメンで出て活躍して、海外に行けるように頑張りたい」と話してくれました。

田中監督は「1人でも多くの選手が中野選手の様になってほしい。僕らも1人でも多く早くトップチームで高校生の時から活躍してくれればそれが1番の喜び」と選手たちへの願いを話します。

坂井選手は「海外に出てトップ選手になって日本代表にも入って小さい子供たちに努力したら夢は叶うというのを伝えていきたい」と将来の夢を語り、安藤選手も「1日でも早くトップチームに参加できるように毎日練習頑張って、チームの勝利に貢献できるようなプレーをしていきたい」と今後の目標を話してくれました。

「かちかちpress」内コーナー「さがすぽ」2021年3月9日放送分

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