フラワーデザイナー・森薫さんをご紹介します。

森さんはフラワーデザイナーとして、主にブリザードフラワーを作っていらっしゃいます。

ブリザードフラワーとは、生の花を長く楽しむために特殊加工してあるものです。脱水や脱色などをして、生の本来の美しさをできるだけ長く楽しもうという目的のために作られました。

色の退色はありますが、形はあまり変わることなく、日本の気候であれば1年から3年と長い期間楽しむことができます。

元々お花が好きで、フラワーアレンジメントをやっていた森さん。

試しにブリザードフラワーを作ってからは、その良さを知るうちにどんどん引き込まれていったそうです。

森さんは「フラワーアレンジメントっていうと、いかにも綺麗な花を想像されるかもしれないですけど、例えばコーヒーカップでも牛乳瓶でもなんでもお水が入る物があれば、お花が1輪でも立派なフラワーアレンジメントになると思います」と話します。

「私は色が好きなので、色のバランスと、例えば目的に応じた色の配色の仕方とかそういうのは常に頭の中にあります。プレゼントされる時に相手の方の好みの色とか雰囲気とか伺って、なるべくその気持ちに沿うような形で色を選びます」と作る際のこだわりを語る森さん。

「お花を送られる方の気持ちをお花に託して、私が作らせていただいて、その方の気持ちが相手の方に届くといいなぁと思って、そういう思いが1番強いですね。そういう思いで作らせていただいております。実際にオーダーをしてくださった方が取りに見えても、ハラハラドキドキするんですね。でも、そのお渡しした瞬間にワアって笑顔になってくださると、その笑顔を見た瞬間が1番幸せです」と仰られました。