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2020.10.13

再発見!シュガーロード銘菓めぐり⑤『中原宿・田代宿』

「再発見!シュガーロード銘菓めぐり」

最終回は「中原宿」と「田代宿」。昔ながらのお菓子が登場します。

中原宿は、現在のみやき町。このあたりには、かつて6軒の旅籠がありました。現在も建物が残る岡崎屋の手すりには、「中原駅 岡崎屋 御定宿」とあります。

中原宿にほど近い綾部神社の参道で売られているのが綾部名物「ぼたもち」。その起源は古く、鎌倉時代までさかのぼるとか。ご利益があるとされていて、やわらかい一口大の餅に、こしあんをたっぷりからめます。

綾部のぼたもち、現在は 鳥居の前に 2店舗あります。

続いては 田代宿。現在の鳥栖市です。田代宿は商業が発展し、市が立って賑わっていました。江戸時代の記録によると、「人家500軒ばかり、茶屋、宿屋多し」とあります。

鳥栖市田代の和菓子店、大正4年創業の山ノ内製菓。ここに創業当時から作られている飴菓子があります。

「ちゃんちゃん坊」です。

特別に工場を見学させていただくことに。

まずはアメを煮詰めていきます。温度計がない時代は、アメを水につけてその固まり具合で頃合いを判断したそうです。アメに焙煎した大豆を合わせたものを、空気をふくませて練り上げた白いアメで包み込みます。このタイミングが難しく、職人の技が光ります。

2つのアメをまとめたものを細く伸ばして、まあるくカット。

なつかしい 鳥栖お菓子、ちゃんちゃん坊の出来上がりです。

嬉野から始まった銘菓巡りの旅。昔ながらの味と、さらに進化したお菓子に出会えていろんな発見がありました。街道沿いの風景を、ぶらぶら歩いて楽しむのもおすすめです。

シュガーロード沿いの銘菓巡り、佐賀のスイーツのポテンシャルを感じる旅でした。

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