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電卓より暗算が速い!? 佐賀商業高校「計算事務部」——全国準優勝の実力と、数字に向き合う8人の青春
「見ているだけでは、何をしているのか分からないほどのスピード」——。
そろばんと電卓を武器に、驚異的な計算力を発揮する高校生たちがいました。
佐賀市にある佐賀商業高校の「計算事務部」。全国大会で“読み上げ暗算準優勝”という実績を持つ、実力派の部活動です。
一見すると地味に見えるかもしれません。
しかし、その指先で繰り広げられているのは、まさに“超高速の頭脳戦”。
今回は、そんな計算事務部で青春を燃やす8人の部員たちに密着。
佐賀商業高校ってどんな学校?
佐賀市にある佐賀商業高校。
今回は、生徒会メンバーに“学校の自慢”を聞いてみました。
- まず1つ目は、「全国レベルの部活動」。
運動部では、甲子園出場の歴史を持つ野球部をはじめ、多くの部が活躍。文化部でも、珠算部やOA部などが全国大会レベルの実績を誇っています。 - 2つ目は、「手厚い進路サポート」です。
“商業高校=就職に強い”というイメージがありますが、佐賀商業高校は進学支援にも力を入れているのが特徴。先生たちが一人ひとりに寄り添いながら、進路実現をサポートしてくれるそうです。 - そして3つ目が、「佐商祭」。
文化祭と体育祭が連日行われる学校最大のイベントで、各部活動が工夫を凝らした出し物を披露。体育祭では団ごとに本気で競い合い、学校全体が熱気に包まれます。
そんな佐賀商業高校には、運動部・文化部合わせて25の部活動があります。
今回スポットを当てるのは、その中でも“驚異の計算力”を誇る「計算事務部」です。
全国大会で読み上げ暗算「準優勝」
計算事務部は、県代表としてこれまで何度も全国大会に出場。
直近の全国大会では、そろばん団体部門で全国10位、さらに読み上げ暗算では準優勝という輝かしい成績を収めています。
「正確さと速さを追求する部活動です」
そう部長が話すように、一見すると静かな部活動に見えるかもしれません。
しかし、その実力は全国の舞台でしっかり証明されています。
部員8人、2つの部門で全国を目指す
計算事務部で活動しているのは、そろばん部門4人、電卓部門4人のあわせて8人。少人数ながら、全国レベルの実力を持つ部活動です。
部長は、計算事務部についてこう説明してくれました。
「計算事務部は、そろばん部門と電卓部門に分かれて、正確さと速さを追求する部活動です。日々の練習を通して、実践的な計算力や集中力を養い、検定取得や全国大会上位入賞を目指しています」
部員たちが取り組む競技は、大きく2種類あります。
まずは「ビジネス計算」。株の売買や銀行、融資に関する計算問題を扱い、15分間で15問を解いていきます。
そしてもうひとつが、「普通計算(見取り算など)」。そろばんは12分、電卓は6分という限られた時間の中で問題を解いていきます。
中でも“見取り算”は、次々に読み上げられる数字を足したり引いたりしながら計算していく競技。数十個の数字を一気に処理していくため、高い集中力と記憶力が求められます。
「数字ばかりで嫌にならない?」
入部のきっかけを聞いてみると、こんな答えが返ってきました。
「先輩たちの雰囲気が良くて、電卓で計算している姿がかっこよかったからです」
実際に入部してからは、先輩・後輩関係なく、和気あいあいと楽しく活動できているそうです。
部活の魅力について尋ねると、
「自分の努力が点数として目に見えるので、それを伸ばしていくのが楽しいです」と笑顔で話してくれました。
毎日数字と向き合っていて嫌にならないのか——そんな質問にも、返ってきたのは迷いのない「ならないです」のひと言。
数字に向き合うことへの純粋な楽しさと情熱が伝わってきます。
さらに、日々の練習は学校の勉強にもつながっているそうです。
「数学のテストで計算問題を暗算で解けるようになって、見直しの時間が増えました」
その成果もあり、普段の数学のテストでは90点台を取ることも。毎日の積み重ねが、確かな力になっています。
将来の夢については、「たくさん資格を取って、その資格を生かせる仕事に就きたい」と語ってくれました。
計算事務部での活動は、珠算・電卓検定1級の取得にもつながっており、ここで磨かれた計算力や集中力は、将来のキャリアにも大きく生かされていきそうです。
まとめ
全国大会への出場、読み上げ暗算での準優勝、そして“電卓より速い”とも感じる驚異の暗算力——。
佐賀商業高校「計算事務部」の実力は、本物です。
卒業後の進路は、就職と進学がほぼ半々。
しかし、どちらの道を選んでも、ここで培った計算力や集中力、さらに検定資格は大きな強みになります。
部長は最後に、力強くこう話してくれました。
「私たち計算事務部は、そろばん・電卓ともに全国大会での上位入賞を目標に、日々練習しています。応援よろしくお願いします」
次なる舞台は、東京で行われる全国大会。佐賀から全国の頂点を目指す8人の挑戦。その指先に宿る努力と情熱に、ぜひ注目してください。

