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鍋島中学校女子バスケットボール部が描く青春物語 連動する守りと速攻で九州大会を目指す
新しい体育館とギリギリ登校あるある
鍋島中学校の自慢は新しくなった体育館です。生徒会長と副会長によると「ピカピカの床と明るい照明で体育の授業や部活のときは以前よりも気分が上がります。卒業式では合唱の声がよく響いてすごく迫力がありました」とのこと。白を基調とした清潔感あふれる空間はまさに青春を磨くにふさわしい舞台です。
一方で鍋島中学校の「あるある」として紹介されたのが「ギリギリ登校あるある」。生徒会では8時5分までの着席を推奨しているにもかかわらず「やばい後1分!」と叫びながら教室に飛び込んでくる生徒も多いそう。「でもその様子を見ていると今日も鍋島中学校だなと感じます」と、等身大の生徒たちの姿が微笑ましく語られました。
11人の少数精鋭が起こした快進撃
18ある部活動の中でも特に注目される女子バスケットボール部。11人という決して多くない部員数ながら、昨年の佐賀市新人大会で準優勝を果たし、過去には佐賀県代表として九州大会にも出場した実績を誇ります。
入部のきっかけを聞くと「小学校からバスケをしていてもっとうまくなりたかった」「鍋島中学校のバスケチームに入ってプレーしてみたいと思った」という憧れから始まった青春が。部活の魅力については「みんな仲良く元気に声を出して、集中して練習に取り組めるところです」と厳しい練習の中にも楽しさを見つけている様子が伝わってきます。
キャプテンが語る強みは明確です。「私たちの強みはみんなの連携で取りに行くディフェンスとスピードある速攻です」。チーム一丸となった守備から素早い攻撃への転換——これが鍋島中女子バスケの持ち味です。
試合を想定した基礎練習「ボックスアジリティー」
練習風景でまず目につくのが「ボックスアジリティー」と呼ばれるディフェンスの基礎練習です。「試合でシュートチェックに行くとき手をしっかり上げないといけないので、みんな意識して手を上げています」とキャプテンが説明するように、常に試合を想定した取り組みがなされています。
リポーターが実際に参加しました。部員からは「腰も低く、声もはっきり出していて思ったより上手で驚きました」という評価がありました。「声を出さないと試合中はプレーがうまくいかないので声を出すことを意識しています」という部員の言葉には、日頃から試合を見据えた練習への真剣な姿勢が表れていました。
実戦さながらの「スリーメン」で磨く連携
続いて行われるのが「スリーメン」という練習。3人1組でコートを往復しながら、パス・ラン・フィニッシュを連続で行ういます。より試合に近い実践的なメニューです。
「走りながらのパスと声を出してシュートを決め切ることが難しいです」とキャプテン。「きつくないの?」と聞くと「全然大丈夫です」という頼もしい返答が返ってきます。「速攻の場面で重要になる練習です。ゴールをしっかり決め切ることを意識しています」という言葉からは、実戦への意識の高さと確実性への追求が伝わってきます。
ナンバーワンドリブラーとの1対1対決!
特別企画として、「鍋島中ナンバーワンドリブラー」と紹介されたキャプテンとリポーターの1対1対決が実現しました。「顔を上げながらドリブルして相手を抜くのが強みです」と語るキャプテンは、「余裕で勝ちます」と力強く宣言。
一方「15年間野球をやっていたので余裕で勝ちます」と応戦したリポーターでしたが、実際の対戦では「ドリブルが低くて前傾姿勢で来るから横を抜かれたときに反応できない。スピードも速くて全く追いつかない」と技術の差を痛感することに。キャプテンは「1回負けて悔しかったですけど最後は勝てて嬉しかったです」と笑顔で振り返り、技術の高さと勝負強さを見せつけました。

