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2026.03.17

子供の交通安全が心配… 新学期を前に幼稚園で交通安全教室 

春の入学・進学シーズンを迎え、子供達の移動機会が増えるこの時期。佐賀市の諸富北幼稚園で、4月から新一年生になる年長さん31人を対象とした交通安全教室が開催されました。教室での学習から実際の道路での体験まで、段階的に交通ルールを身につけた子どもたちの様子をお伝えします。

毎年恒例の安全教室、今年も31人が参加

諸富北幼稚園では毎年この時期、佐賀市生活安全課の交通指導員を招いて安全に通学するための教室を開いています。今年も31人の年長さんが参加し、小学校入学前の大切な準備として交通安全を学びました。

佐賀市生活安全課の栗山さんはこう語ります。「小学校に上がると一人で歩く機会が増えます。自分の目と耳で危険がないかを確認して渡れるように指導していきたい。子どもたちが事故に遭うことなく学校生活を送ってほしい」

信号の見方からクイズまで、楽しく学ぶ教室

教室では、信号機を使った安全指導が行われました。特に印象的だったのが点滅信号についての指導です。

「青信号がチカチカしたら渡っていいよね?」という問いかけに、子どもたちは「止まる!止まる!」と元気よく正しく答えました。「なんで止まるの?」と重ねて問われると、「もうすぐ赤信号になるから」とその理由までしっかり説明できていました。

さらに「チカチカしているときに渡り始めたら車の信号は何色になる?」という問いには「青!」「青になるとどうなっちゃう?」には「ぶつかっちゃいます!」と、危険性まで理解している様子に指導員も目を細めていました。

いよいよ実際の道路へ——ドキドキの実践体験

教室での学習を終えた子どもたちは、実際の道路に出て横断歩道を渡る練習に挑みました。

【信号機付きの横断歩道】

最初は信号機付きの横断歩道での練習です。指導員が「見てから渡るよ」と声をかける中、子どもたちは左右をしっかり確認し、手を上げて安全に渡っていきました。しかし実際の道路では予想外の場面も。点滅信号が始まった瞬間、渡りかけた子どもたちに「ちょっと待って!」という声が飛び、リアルな交通状況の緊張感を体験することができました。

【信号機のない横断歩道】

続いて挑んだのは、信号機のない横断歩道です。頼りになる信号機がない分、自分の目と耳だけで判断しなければなりません。指導員から「まず手を上げ、車の運転手さんに渡りたいという合図を出してください。車が停まったり、いないことを確認したら右・左・右を見て渡りましょう」という具体的な手順が説明されました。渡る前に神妙な面持ちを見せた子どもたちでしたが、横断中も耳を澄まし、左右をしっかり確認しながら無事に渡り切っていました。

【見通しの悪い場所での体験】

塀と植木で視界が遮られた道路での体験も行われました。リポーターが「大人なら身を乗り出せば確認できます。しかし、子どもの目線では顔を出しても見えにくく一歩踏み出さないと確認できないんです」と説明するように、子どもならではの死角の問題を実際に体感。指導員の「自分の目でちゃんと見てください」という声かけのもと、子どもたちは一歩ずつ慎重に進みながら安全を確認して渡っていました。

「ちょっと怖かった」——子どもたちの率直な感想

すべての体験を終えた子どもたちに感想を聞くと、率直な言葉が返ってきました。

ある女の子は「ちょっと怖かった」と答え、「どんなところが怖かった?」と尋ねると「ひかれそうになりそうだった」と、実際の交通状況の怖さを肌で感じていたことが伝わりました。点滅信号については「ドキドキした」と表現しつつも、「しっかり渡れた?」という質問には「うん!」と自信に満ちた笑顔で答えており緊張を乗り越えた達成感が感じられました。

担当の先生も「止まる・飛び出さないという交通ルールをしっかり学べたと思います。自分で止まって見ることの大切さや危険予測という意識を子どもたちに持ってもらえたのかなと感じています」と、今日の学習効果を高く評価していました。

今日の体験から学ぶ、横断歩道の3つのポイント

今回の体験から得られた重要なポイントを3つにまとめてご紹介します。

  1. 信号が青に変わってもすぐに渡らない。 左右の安全を確認してから渡りましょう。
  2. 手をあげ左右をしっかり確認しながら渡る 。手を上げることで運転手が早く子どもに気づき減速しやすくなります。
  3. 目だけでなく耳でも車の音をチェックする。 視覚と聴覚の「二重の安全確認」が、事故を防ぐ大切な習慣です。

また、死角がある場所では一歩ずつ慎重に進むことも重要です。これは子どもだけでなく大人も意識したいポイントです。

保護者の方へ——家庭でもできる安全確認

低学年の子どもは大人より視野が狭く、車の音の方向を判断する能力も発達途上にあります。だからこそ、今日のような実践的な体験が大切になります。

一方、車を運転する大人側も住宅街や通学路付近ではスピードを落とし、飛び出しを想定した運転を心がけることが重要です。

この春、ぜひお子さんと一緒に通学路を歩いてみてください。「どこで止まる?」「どこが見えにくい?」といったポイントを確認しながら歩くことで、毎日の通学をより安全なものにできます。

まとめ

諸富北幼稚園での交通安全教室は、単なるルールの学習を超えて、子どもたちが実際の道路で「怖さ」と「達成感」を体感できる貴重な機会となりました。「止まる・見る・待つ」というシンプルな習慣が、子どもたちの命を守る大切な力になります。新学期を迎えるこの時期は改めて交通安全について家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。
【2026年3月10日放送 かちかちLIVE サガSagase より】

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