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2025.07.14

唐津の離島で育む島留学!からつ七つの島 宝探し留学

呼子港から船に揺られて約20分。唐津市の沖合にある離島「小川島」に向かいました。今回会いに行くのは、島に“家族で留学”しているご一家。自然豊かな環境のなかで、暮らしながら学ぶことを選んだ家族に、その想いや日々の暮らしについて伺いました。

「からつ七つの島 宝探し留学」とは?

この制度は、島外の小中学生が唐津市の離島で暮らしながら学ぶ仕組みです。現在、馬渡島・加唐島・小川島・高島の4島で実施されており、留学のスタイルは以下の3つがあります。

  • 寮留学:こどもが寮で暮らす
  • 家族留学:家族で島に住む
  • 孫留学:島の祖父母のもとで暮らす

制度が始まったのは平成29年。これまでに延べ84人がこの制度を利用しており、「島にこどもたちの声を絶やしたくない」という島民の想いからスタートしました。

小川島の学び舎「小川小中学校」

今回訪ねた小川島は、唐津市呼子町の沖合にある離島で、現在の人口は249人。島内にある唯一の学校が唐津市立小川小中学校です。

この学校には現在、全校生徒12人が在籍しており、そのうち5人が島留学生。取材当日も、こどもたちの元気な声が校舎に響いていました。

教師とこどもの距離が近い、あたたかな学びの場

先生にお話を伺うと、島留学の良さについてこう語ってくださいました。

「島出身の子たちは、保育園からずっと一緒なので、どうしても人間関係が固まりがちです。そこに外から来た子たちが加わることで、人間関係の幅が広がり、いろんな考え方を知ることができ、授業も活発になります」

少人数だからこそ、先生とこどもたちの距離も近く、丁寧な関わりができる環境が整っていると感じました。

こどもたちのリアルな声

実際に島留学している小学生に話を聞くと、こんな答えが返ってきました。

  • Q. 小川島、好きですか?
    「好きです!」
  • Q. 小川島のどんなところが好き?
    「人が優しいところ。野菜を急にくれたりします」

また、島出身のこどもからはこんな声も。

「1人でも多くなると、会話などが楽しい!」

少人数だからこそ、1人の存在が大きな彩りとなり、学びや遊びに新たな風を吹き込んでいるようです。

「家族留学」を選んだご一家にインタビュー

今回の主役は、母+姉弟4人で小川島に移住しているご家族。もともと家族全員が海好きということもあり、自然に囲まれた島の暮らしに惹かれて、島での生活をスタートさせたそうです。

姉(留学生)

「凄い楽しいです!夏だったら海水浴をしたりしています」
「島の方から、小川島の歴史や昔の捕鯨の話などを教えてもらう時間が楽しいです」

今では島を案内するガイド役にも挑戦しているとのこと。「鯨見張所」など、小川島ならではのスポットを紹介しているそうです。

「島に来る前は、姉はこれをしたい!という意欲があまり見えなかったんです。でも、島に来てからは興味を持つことが増えました」
「今では“島起こし”にも興味を持っていて、島の皆さんに恩返ししたいという気持ちが芽生えてきています」

日々の暮らしや地域の方との交流が、お子さんの新たな関心や行動力を引き出している様子が伝わってきました。

未来につながる「島で学ぶ」選択肢

こどもが成長するうえで大切な「人との出会い」や「暮らしの体験」。からつ七つの島の宝探し留学は、そうした学びがぎゅっと詰まった制度です。2026年度の受け入れに向けた見学会や資料請求も始まっています。

【申し込み・問い合わせ】

宝探し留学 2026年現地見学会申込み 受付中!

  • 資料請求 : からつ七つの島活性化協議会
  • TEL : 080-2758-9164
  • 期間 : 2025年7月31日まで
【2025年7月10日放送 かちかちLIVE サガらぼ より】

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