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頭脳と体力で挑む青春!佐賀大学アメリカンフットボール部「TOMCATS」の魅力に迫る
佐賀市の本庄キャンパスにある佐賀大学。そのグラウンドから、力強い掛け声とぶつかり合う音が響き渡ります。そこにいるのは、佐賀大学アメリカンフットボール部「TOMCATS(トムキャッツ)」の選手たち。創部から48年の歴史を誇るこのチームは、熱い思いを胸に日々鍛錬を重ねています。
アメフトは「頭脳」×「体力」の総合競技
「ボールを持って相手陣地の最奥、“エンドゾーン”に運び、タッチダウンを狙うのがアメフトの基本です」と語るのは、副キャプテンの春田さん。
一見すると激しいぶつかり合いが目立つ競技ですが、その実態は極めて戦略的。
「相手の動きを読み、瞬時に判断して行動する。体力だけでなく、頭もフル回転するスポーツです」と春田さんは続けます。
チームの屋台骨「オフェンシブライン」の存在感
中でも特に目を引くのが、“オフェンシブライン”と呼ばれるポジションの選手たち。大柄な体格を活かして、クォーターバック(司令塔)を守ったり、ランニングバックの進路を切り開く役割を担っています。
「オフェンスの大黒柱的な存在。得点の起点となる大事なポジションです」と、ある部員。仲間を支えるために身体を張る姿に、アメフトの魅力が凝縮されています。
ほぼ全員が“未経験”からのスタート!
TOMCATSの大きな特徴は、「初心者でも始められる」こと。実は、ほとんどの部員が大学からアメフトを始めています。
「高校時代は違う部活でしたが、アメフトに惹かれて入部しました」と話す4年生の選手。現在の1年生も全員が未経験者ですが、日々の練習とサポートで驚くほど成長しています。
そしてこのチームには、ユニークな文化も。「先輩が後輩のご飯を奢る」という伝統があり、体を大きくすることも練習の一環なのです。
目指すは、1部リーグ昇格!
TOMCATSが現在所属するのは、九州学生アメリカンフットボールの2部リーグ。目標はもちろん、1部リーグへの昇格です。
「明日のリーグ戦、全勝して必ず1部に上がります!」と力強く語る春田副キャプテン。その眼差しには、勝利への覚悟と仲間への信頼がにじみ出ていました。
地域貢献もアメフト部の役割!「SAGA BLUE PROJECT」参加
TOMCATSの活動は、グラウンドの中だけにとどまりません。
彼らは佐賀県が進める交通安全運動「SAGA BLUE PROJECT」にも協力。年に2回、小学生の登校時間に横断旗を持って通学路に立ち、子どもたちの安全を見守っています。
この活動は、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」にも貢献。スポーツの力を通じて、地域社会にもしっかりと根を張る存在です。
仲間と共に成長する4年間を、アメフトとともに
「未経験だから…」と尻込みする必要はありません。TOMCATSでは、どんな初心者でも、仲間と共に成長できる環境があります。
頭脳を使い、体力を鍛え、仲間を信じて挑むスポーツ、アメリカンフットボール。
その魅力が、佐賀大学TOMCATSの活動には詰まっています。