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初対面も安心!上司・部下とのコミュニケーション術をご紹介
春は新しい環境に飛び込む人も多い季節。初対面の人とどう接するべきか、不安を抱える方も少なくないでしょう。「今までは同じ年の人としか話していないが、春からは年上の人と話すので不安」「お客さんに好印象を残す方法は?」など、春から社会人になる方にもタメになるコミュニケーション術をコミュニケーションのプロに話を聞き、初対面でも安心して会話を楽しむコツをご紹介します。
「何を話そう」ではなく「何を知りたい」を考える
コミュニケーションの専門家である岩本初恵さんは、年が離れた上司と話す時のコツをこう語ります。
「何を話そうかじゃなくて、何を自分が知りたいかを考えた方がいいんですよ。」
例えば、仕事を覚えたいと思ったら、聞きたいことは山ほどあるはずです。自分が興味のあることを会話に入れることで、自然と会話が弾むでしょう。
鏡の法則を意識しよう
相手に好印象を与えるためのコツとして「鏡の法則」について言及しました。
「鏡は先に笑わないから、必ず自分から笑わないと相手は笑ってくれない」
自分から明るく声をかけないと、相手から「明るい人だね」と思ってもらえません。「好かれたい」「失礼があってはだめ」「何を話せばいいかわからない」など、自分のことばかり考えてしまいがちです。しかし、興味を持ってもらえるような自分を作ることが、会話を考えるより大事なのです。
上司と部下のコミュニケーション
30代の接客業の方から「時代的に若い子たちに厳しく注意できない。サービスとの両立に悩みがある」という思いが寄せられました。これに対して岩本さんは次のようにアドバイスしています。
- 優しさだけで人は育たない
- 厳しい上司も必要
- 誠意・親心は必ず伝わる
- 上司は喜怒哀楽を出しすぎないよう注意が必要
上司が感情を出しすぎると、部下が顔色をうかがうようになり、質問などをしづらくなり、結局部下が育たなくなるそうです。
まとめ
コミュニケーションは相手との関係性を築く大切な手段です。初対面の場面では緊張しがちですが、自分の興味や関心を素直に相手に伝え、笑顔で接することを心がけましょう。そうすることで、自然と会話が弾み、良好な関係を築くきっかけになるはずです。