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2025.02.11

2025年の花粉は例年の170%⁉ 早めの対策が重要!専門医が教える効果的な方法とは?

今年の花粉飛散量は例年以上に多いと予想されています。

花粉症に悩む方にとって、今年はより厳しい春になりそうです。そんな中、専門医が教える効果的な花粉症対策について、リポーターが取材しました。

今年の花粉飛散量は過去10年で最多級!

ウェザーニューズの予測によると、佐賀県での花粉飛散量は前年比189%、平年比168%と驚異的な数字が出ています。過去10年で最多に匹敵する可能性があるとのことです。

この増加の背景には、去年の夏の気象条件が関係しているようです。日差しが多く、気温が高かったことで、花粉の発生源である雄花の成長が促進されたと見られています。

専門医が教える、効果的な花粉症対策

武雄市にある草野耳鼻咽喉科・小児科の草野先生に、花粥症対策について話を聞きました。

早めの服薬が鍵

草野先生によると、花粉症の薬は花粉が飛び始める1〜2週間前から服用するのが効果的だそうです。

「厳密には花粉が飛び出した日から飲むのが理想ですが、判断が難しいので、飛散予測の1週間から2週間早めに飲むのがおすすめです。早めの治療で症状はあまり出ません」と草野先生は説明します。

新しい治療法も登場

従来の飲み薬、点鼻薬、目薬に加えて、新しい治療法も登場しています。

  1. 注射療法:「ゾレア」という注射薬が、薬を使っても治まらない重症・最重症の花粉症患者に効果を発揮しています。2〜4週間に1回の頻度で注射を行います。
  2. 眼瞼クリーム:去年登場した「アレジオン眼瞼クリーム」は、1日1回まぶたに塗るだけで効果があります。目薬が苦手な人やアイメイクを気にする人にも使いやすい新しい選択肢です。

日常生活でできる花粉症対策

医療的な対策に加えて、日常生活でもできる花粉症対策があります。

  1. メガネとマスクの着用:外出時は花粉の侵入を防ぐため、メガネとマスクを着用しましょう。
  2. 服装の工夫:花粉が付きにくい素材の服を選びましょう。毛羽立ったニットよりも、ツルツルとした生地の方が花粉が付きにくいです。
  3. 帰宅時の花粉払い:外から帰ってきたら、服に付いた花粉をしっかり払ってから室内に入りましょう。
  4. こまめな掃除:室内の花粉を減らすため、こまめに掃除をしましょう。空気清浄機の使用も効果的です。
  5. 洗濯物の室内干し:外干しを避け、室内で洗濯物を乾かすことで、花粉の付着を防ぎます。

「今年の花粉は例年の170%と言われています。早めに専門医に相談することをおすすめします」と草野先生。今年は特に早めの対策が重要になりそうです。花粉症でお悩みの方は、これらの対策を参考に、快適な春を過ごせるよう準備を整えましょう。

【2025年2月7日放送 かちかちLIVE ライフプラス+ より】

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