江北町の岳地域にお邪魔しました。
見渡せば江北町が見渡せて、奥には有明海が見えます。

たくさんの人が歓迎してくれました。
この方々は、岳地域のキウイ農家の方々です。

岳で作られているキウイフルーツは、江北町のふるさと納税で全国に出品していて、全国から好評だそうです。

日本でキウイフルーツを作るというイメージはあまりありませんよね。
岳地域では、約50年前からキウイを作られているそうです。

50年前、この地域はみかん農家だったそうです。
みかんの値段が暴落して、なにかに変えよう。新しいものを作ろう。と思ってキウイフルーツに目をつけて作り始めたそうです。

最初はノウハウが無く、試行錯誤して作っていました。
みかんなどは、同じ木に雄花と雌花が咲いて自然に受粉するそうです。しかしキウイはオス木とメス木があり、雄花と雌花が咲く時期が微妙にズレるそうで、うまくドッキングでできなかったりして、キウイの栽培は難しいそうです。

キウイフルーツ畑に移動しました。

たくさんのキウイフルーツがぶら下がっています。
ヘイワード種のキウイを育てています。
収穫は10月くらいに行うそうで、今はまだ固いそうです。※9月に撮影しています

収穫前のキウイフルーツを食べてみました！
固くて酸っぱく、甘みがありません・・・
キウイは10月に収穫して、2か月の熟成を経て出荷されます。2か月の熟成後は、甘みがでてきておいしくなります。

普段見かけるキウイより色が薄いです。あと1か月後には濃いグリーンになるそうです。※9月に撮影しています

岳地域は、キウイフルーツを育てやすい環境だそうです。
キウイフルーツは"水に弱いが水がなくては困る"難しいフルーツです。岳地域は傾斜になっているため、水はけがよく、育てやすい環境と言えるそうです。

キウイをおいしく育てるためには、日ごろからキウイフルーツに愛情を注いでいます。作業をすることで、愛情を注いだり、音楽を流してキウイフルーツに聞かせたりして愛情を注いでいるそうです。

昔はキウイ農家さんは20人ほどいらっしゃったそうですが、現在は10人以下だそうです。

使われなくなった土地、耕作放棄地でイベントも開かれています。景観を活用して、思い思いのデザインを描いたＴシャツ100枚を展示しているそうです。このようなイベントで、少しでも中山間地の良さを知ってもらうため行われています。
いつ農家さんが来てもいいように、耕作放棄地も耕しているそうです。