1. TOP
  2. 記事一覧
  3. ライフ
  4. 女性だけなく病気からも!貧血について知ろう

ライフ

life

2022.06.11

女性だけなく病気からも!貧血について知ろう

今回のテーマは「貧血」

「女性の約半数 貧血・予備軍と言っていい…」
今回は佐賀中部病院の藤田先生に話を聞きました。

女性のどれくらいが貧血状態にあるかというと…

日本人女性の鉄欠乏状態

診断上「貧血」というレベルの人が女性全体の15%。血液の材料となる血中の鉄分不足状態の人が約40%。そして、「フェリチン」というのは体内に貯蔵する鉄なんですが、それが少ない状態「低値」の人が約半数。

こう見ると、女性のかなりの人が貧血と隣り合わせなんです。

貧血とは?

血液の赤血球が足りない状態が「貧血」という状況

ヘモグロビン(血色素量)という血液検査の数値で診断していきます。

鉄欠乏性貧血

特に代表的なものは鉄欠乏性貧血(鉄不足)で、特に女性が多く、10代~40代の女性は月経で毎月鉄を失ってしまうために多くなっています。

1日に必要な鉄分は10mg
  • 思春期 10~11mg/日
  • 20代~40代 8~11mg/日
  • 妊娠(中期~後期) 20mg/日

<参考>
鶏レバー(100g) 9.0mg 

日本人女性の平均摂取量は約6mg台/日 しかない!
ダイエットなどでさらに追いつかない状況になってしまいます。

注意すべきは婦人科系の病気

子宮筋腫は、2~3割の女性があるとされています。このような婦人科系疾患があると血液(鉄)を失う量がさらに増えます。

中には悪性腫瘍や大腸がんや胃がんなどの悪い病気からの出血から貧血がおきている可能性があるので、貧血を指摘された際には病院を受診してもらいたいと思っています。

周りのみんなで 気にしてあげることも必要ということです。
貧血状態の体でも、だましだまし日常を送る方も結構多いです。なので、
  • 家族が食事を気にしてあげたり、
  • 「病院で診てもらったら」と促してあげたり
というサポートが必要なのではないでしょうか。
貧血のヘルシーヒント
  • 貧血は半数以上の女性が悩む

  • 普通の生活で鉄分は不足傾向

  • みんな(特に男性)で知ってケアしよう

【2022年6月8日 かちかちPress いきいきヘルシーヒントより】
RECOMMEND