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2022.06.21

赤ちゃんの肌トラブル予防 「シャワー沐浴」

これからの季節、赤ちゃんは汗をたくさんかきます。少しでも楽しい夏を過ごしてもらうために「シャワー沐浴」をご紹介。今回は、助産師の齊木裕子さんに「シャワー沐浴」の仕方を教えて頂きます。

「シャワー沐浴」って?

シャワー沐浴とは

ベビーバスを使わない沐浴で、お湯が使えて赤ちゃんの全身が洗える所であれば、台所や洗面所などでもOKです。

シャワー沐浴の注意点
  • 台所のシンクを使う場合は シンクをキレイに洗ってから使う
  • バスマットは すのこやスポンジマットなど 沐浴に合わせたものを準備する
  • お湯の温度は38~39℃
  • 水圧が強いと赤ちゃんの皮脂を流してしまうので お肌にやさしくあたる程度の弱めで使う
  • 大人が半そででも寒くない程度に室温を保つ

シャワー沐浴のポイント

赤ちゃんを洗う時は、頭から足に向かって洗います。ボディーソープなどは予め泡立てて使います。

頭を洗う時の手順とポイント
  • たくさんの泡で頭を包む込むように洗う
    指先を使ってくるくると洗います。
  • しっかりと洗う
    赤ちゃんの頭皮は皮脂の分泌が多いのでしっかりと洗うことが大事です。また、耳の周り・耳のうしろ・耳たぶ・耳の中もしっかり洗いましょう。耳の中や耳の周りは意外と皮膚トラブルが多い場所だそうです。
  • 頭の泡をシャワーで流す
    赤ちゃんの後頭部を洗い流す時は、赤ちゃんの頭を持ち上げて少し角度を付けた方が洗いやすいそうです。
  • 耳の中も大胆に流す
    以前は赤ちゃんの耳をふさいでお湯が入らないように流していましたが、現在は耳の中に水が入っても体温で蒸発すると言われています。
  • 頭を洗い流した後は必ずガーゼなどで頭と耳を拭く
    そのままにすると赤ちゃんの頭皮が冷えてしまい、体も冷えてしまうので必ず拭きましょう。
顔を洗うときの手順とポイント
  • 泡でしっかりと洗う
    赤ちゃんの顔も皮脂がたくさん出るのでしっかりと洗います。おでこ・頬・口の周り・鼻の周りをまず洗い、そのあと顔全体を洗います。特にミルクをこぼしやすい口の周りはしっかりと洗いましょう。洗顔が不十分だと湿疹の原因になることがあります。
  • 顔を流すときは 頭を持ち上げてお湯が上から下に流れるように角度をつける
    おでこから大胆にシャワーを流します。(1回 1~2秒 2、3回が目安)
  • 洗い流した後は必ずガーゼなどで顔を拭く

赤ちゃんの顔を洗い流す時はシャワーを直接顔にかけてOK。最初はビックリする赤ちゃんも、自然と目を閉じるようになります。(個人差あり)

全身を洗うときの手順とポイント
  • たっぷり泡のでなでるように洗う
    手足は包み込むように洗い、首のうしろや背中、お尻は赤ちゃんを横に向けて洗います。
  • 泡が残らないようにシャワーでしっかりと洗い流す
    肌に泡が残っていると肌トラブルの原因になります。

シャワー沐浴は、常にシャワーでお湯を流し続けることと、両手で赤ちゃんをしっかり洗えるので、皮脂の汚れなどが残りにくく、赤ちゃんの肌トラブルの防止にもなるんだそうです!
ご自宅によってはお風呂場でしか沐浴できないご家庭もあると思いますが、お風呂マットに赤ちゃんを寝かせてもできるそうなので、ぜひ参考にしてみてください。

また、この時期の赤ちゃんの肌トラブルとして多いのは、エアコンによる乾燥からの“カサカサあせも”なんだそうです。特に乾燥している部分もしっかりと保湿をすることが大事ですので、赤ちゃんのスキンケアもしっかりと行ってください♪


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