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離島の課題解決に期待 唐津市の離島・神集島で"ある動物"が放牧【佐賀県】
2023/11/20 (月) 18:40
唐津市の7つの離島の一つ、神集島である動物が放牧されています。「過疎化」や「耕作放棄地の増加」など離島の課題解決に一役買うことができるのか、期待が寄せられています。
唐津市の離島・神集島。約150世帯、280人が住む周囲約6.5キロの島はこの10年で人口が約半分に減少し、過疎化が深刻となっています。
【高崎区長】
「有害駆除とか耕作放棄とか、そういったところを利活用して、まず仕事を作れるんじゃないかということがいちばん頭に思った」
神集島の区長 高崎正幸さん71歳。地元の郵便局長を勤めながら20年以上区長を続けています。高崎さんは今年7月、ある動物にちなんだ会社を立ち上げました。
その動物を目指し島の山手に向かって進むと、木々が生い茂る地域に。イノシシやタヌキが住みつき捕獲用の檻がいくつも設置されているこの場所で手製の看板が見えて来ました。
【高崎さん】
「ペットみたいに夜ここで泊まりながら飼っていたんだけど」
Q.今何頭くらいいるんですか?
「ここで・・・25羽」
進んだ先にいたのが・・・ダチョウに似た大きな鳥、エミューです。
【高崎さん】
「好奇心が旺盛かけん、狂暴じゃないけど、何か餌もらえるかなってことで。こういったものが割と好物なんですよ」
エミューは大きな声で鳴くこともなくとても静かです。
【高崎さん】
「普通のニワトリみたいにコケコッコーって朝っぱらから民家に邪魔になるような鳴き方はしないよね。飼いやすいといえば飼いやすい。人懐っこいしね」
雑食で、地面に生えた草や背の高さにある木の葉っぱを食べるため、土地を整備するのはお手の物。もともと畑が広がっていたこの場所は耕作放棄地になっていたため、高崎さんが私財で整地しました。
高崎さんは県内で最初にエミューを地域活性化につなげようと取り入れた基山町の施設を訪れ、育てやすさや肉や油など商品としての潜在能力の高さから「神集島でも育ててみよう」と思い立ちました。
さらに、当時基山町でエミューの事業に取り組んでいた森田誠一さんを島に招くことに。森田さんは2年前から島に移住し、主に営業活動を担当しています。
【森田さん】
「ヒナの時の弱さが半年くらいある。その半年間を乗り切れたらそれほど気にする必要はない。このくらいなら立派。雪が降るから。夏は水遊び好きだしね。成長に合わせて柵の作り方は変えないといけない・・・」
【高崎さん】
「何か話聞いてる」
【エミュー】
「・・・」
島にいるエミューは80頭ほど。今後は島民の数を大きく上回る1000頭まで増やしていく考えです。
【高崎さん】
「年間にここだけで最低でも500頭おいておけばいくらかの世帯の収入にはなるだろうし」
加工所などの生産ラインはまだ整っておらず、現在はグッズや基山町で作られた商品などを販売しています。島民にも少しずつ知られているようです。
【女性】
「インターネットで見たって言って孫が来た時に一緒に見た。怪獣みたいだった」
【男性】
「かわいいよね」
神集島ではもう1ヵ所エミューを飼っている場所があります。
【高崎さん】
「もうあと50m先がエミューランドです」
”エミューランド”と名づけられたこの場所、もともとは島のキャンプ場でした。
【高崎さん】
「昔キャンプ場をしていた時にキャンプファイヤーする場所だった。だからここまで水源が来とったわけよ」
かつては国民宿舎も併設されにぎわいを作っていましたが、今は見る影もなく背の高い草が生い茂りジャングル化しています。現在は柵で仕切りエミューを成長に応じて分けて計画的に放牧。土地を区切りながら雑草を食べてもらい、少しずつ整備しています。一方で運営を妨げる天敵がいます。
【高崎さん】
「タヌキにやられた。この間もいっちょやられたもんね。そこやられた残骸です。小さいのはあんなしてやられるとよ」
タヌキは小型ですが、集団でエミューを襲います。飛べずに逃げ回ることしかできないエミューは攻撃を受けやすいといいます。
【高崎さん】
「それもこれも人口減少と少子高齢化で耕作放棄地がどんどん増えてきたから本土から追われてきたタヌキやイノシシあたりがここはいいやんってどんどん繁殖して増えていくしね」
狩猟免許を持ち、猟友会にも所属する高崎さんは時折ワナをしかけて増え続けるタヌキやイノシシを駆除しています。島の過疎化が進行する中でも高崎さんは土地を守り、地域の振興につなげたいとエミューに期待を込めます。
【高崎さん】
「実際鳥を見て、自分たちが作った野菜の残りを持って行ってそこで愛情がわいて。やっとこの島の人はエミュー見に行こうかって上向き状態になってきた。これからは努力さえ惜しまなければいいと思う。島づくりで頑張ります」
唐津市の離島・神集島。約150世帯、280人が住む周囲約6.5キロの島はこの10年で人口が約半分に減少し、過疎化が深刻となっています。
【高崎区長】
「有害駆除とか耕作放棄とか、そういったところを利活用して、まず仕事を作れるんじゃないかということがいちばん頭に思った」
神集島の区長 高崎正幸さん71歳。地元の郵便局長を勤めながら20年以上区長を続けています。高崎さんは今年7月、ある動物にちなんだ会社を立ち上げました。
その動物を目指し島の山手に向かって進むと、木々が生い茂る地域に。イノシシやタヌキが住みつき捕獲用の檻がいくつも設置されているこの場所で手製の看板が見えて来ました。
【高崎さん】
「ペットみたいに夜ここで泊まりながら飼っていたんだけど」
Q.今何頭くらいいるんですか?
「ここで・・・25羽」
進んだ先にいたのが・・・ダチョウに似た大きな鳥、エミューです。
【高崎さん】
「好奇心が旺盛かけん、狂暴じゃないけど、何か餌もらえるかなってことで。こういったものが割と好物なんですよ」
エミューは大きな声で鳴くこともなくとても静かです。
【高崎さん】
「普通のニワトリみたいにコケコッコーって朝っぱらから民家に邪魔になるような鳴き方はしないよね。飼いやすいといえば飼いやすい。人懐っこいしね」
雑食で、地面に生えた草や背の高さにある木の葉っぱを食べるため、土地を整備するのはお手の物。もともと畑が広がっていたこの場所は耕作放棄地になっていたため、高崎さんが私財で整地しました。
高崎さんは県内で最初にエミューを地域活性化につなげようと取り入れた基山町の施設を訪れ、育てやすさや肉や油など商品としての潜在能力の高さから「神集島でも育ててみよう」と思い立ちました。
さらに、当時基山町でエミューの事業に取り組んでいた森田誠一さんを島に招くことに。森田さんは2年前から島に移住し、主に営業活動を担当しています。
【森田さん】
「ヒナの時の弱さが半年くらいある。その半年間を乗り切れたらそれほど気にする必要はない。このくらいなら立派。雪が降るから。夏は水遊び好きだしね。成長に合わせて柵の作り方は変えないといけない・・・」
【高崎さん】
「何か話聞いてる」
【エミュー】
「・・・」
島にいるエミューは80頭ほど。今後は島民の数を大きく上回る1000頭まで増やしていく考えです。
【高崎さん】
「年間にここだけで最低でも500頭おいておけばいくらかの世帯の収入にはなるだろうし」
加工所などの生産ラインはまだ整っておらず、現在はグッズや基山町で作られた商品などを販売しています。島民にも少しずつ知られているようです。
【女性】
「インターネットで見たって言って孫が来た時に一緒に見た。怪獣みたいだった」
【男性】
「かわいいよね」
神集島ではもう1ヵ所エミューを飼っている場所があります。
【高崎さん】
「もうあと50m先がエミューランドです」
”エミューランド”と名づけられたこの場所、もともとは島のキャンプ場でした。
【高崎さん】
「昔キャンプ場をしていた時にキャンプファイヤーする場所だった。だからここまで水源が来とったわけよ」
かつては国民宿舎も併設されにぎわいを作っていましたが、今は見る影もなく背の高い草が生い茂りジャングル化しています。現在は柵で仕切りエミューを成長に応じて分けて計画的に放牧。土地を区切りながら雑草を食べてもらい、少しずつ整備しています。一方で運営を妨げる天敵がいます。
【高崎さん】
「タヌキにやられた。この間もいっちょやられたもんね。そこやられた残骸です。小さいのはあんなしてやられるとよ」
タヌキは小型ですが、集団でエミューを襲います。飛べずに逃げ回ることしかできないエミューは攻撃を受けやすいといいます。
【高崎さん】
「それもこれも人口減少と少子高齢化で耕作放棄地がどんどん増えてきたから本土から追われてきたタヌキやイノシシあたりがここはいいやんってどんどん繁殖して増えていくしね」
狩猟免許を持ち、猟友会にも所属する高崎さんは時折ワナをしかけて増え続けるタヌキやイノシシを駆除しています。島の過疎化が進行する中でも高崎さんは土地を守り、地域の振興につなげたいとエミューに期待を込めます。
【高崎さん】
「実際鳥を見て、自分たちが作った野菜の残りを持って行ってそこで愛情がわいて。やっとこの島の人はエミュー見に行こうかって上向き状態になってきた。これからは努力さえ惜しまなければいいと思う。島づくりで頑張ります」
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