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県議選31日告示 記者注目の選挙区は…最新状況を解説【佐賀県】
2023/03/30 (木) 18:17

31日に告示される県議会議員選挙。県民に身近な課題や問題を議論する議員を選ぶ重要な選挙です。最新の状況や注目の選挙区などを記者解説でお伝えします。
県政担当の田中記者です。
【アナウンサー】
31日に告示される県議選ですが、今回はどういった選挙になりそうですか?
【田中良宜記者】
コロナ禍が明けようとする中で行われる初めての県議選で、アフターコロナを見据えた対策やさまざまな県政課題への対応が問われる選挙になります。
【アナウンサー】
立候補の状況はどうなっているんでしょうか。
【田中良宜記者】
今回の県議選では、今のところ定数37に対して、48人が立候補を表明、または意向を示しています。政党ごとに見ると、自民が26を30に、立憲民主党が現在の4を5に、公明、共産はそれぞれ現状の2議席の死守を狙います。このほか、無所属で現職、元職、新人9人が臨む形となっています。
県議選は、県内20の市や町を13の選挙区に分けて行いますが、選挙戦となる見通しの選挙区は29日現在6つで、佐賀市、唐津市・玄海町、武雄市、小城市、神埼市・吉野ヶ里町、三養基郡となっています。
【アナウンサー】
今回、田中記者が注目している選挙区はどこでしょうか。
【田中良宜記者】
2つあり、佐賀市と唐津市・玄海町です。まずは佐賀市です。定数11に対し、現職11人に加え、元職や新人3人の合わせて14人が立候補を表明しています。中でも、市内の中心部に地盤を持つ候補者が多く、票の取り合いが予想されます。
【アナウンサー】
佐賀市は、九州新幹線長崎ルートやオスプレイ配備計画など、抱えている課題も多く活発な議論に期待してしたいですね。続いて、唐津市・玄海町の注目点は?
【田中良宜記者】
この選挙区は定数6に対し、現職6人、新人3人の合わせて9人が立候補を表明しています。関係者のなかでは今回は唐津市・玄海町が一番の激戦と言われています。
【アナウンサー】
激戦の理由は何でしょうか。
【田中良宜記者】
一番に言えるのが、有権者数が多い唐津市中心部に地盤を持つ候補者が多いことです。前回の選挙では中心部から3人が当選。おととし行われた補欠選挙では、1人が当選していて、今回4人が争うことになり票の動きが注目されます。
【アナウンサー】
票数が多い中心部とはいえ、候補者が増えると票が割れますから、かなりの激戦になりそうですね。
【田中良宜記者】
このほか、議員がいなかった鎮西町、肥前町などの上場地区からは、2人が表明をしていて、こちらも激しい戦いと予想されています。
【アナウンサー】
一方で、見通しとしては、前回と同じ過去最多の7つの選挙区が無投票となる公算が高いですよね?
【田中良宜記者】
このうち西松浦郡では、もしこのまま無投票となると、1人の候補者が4回連続で無投票での当選となり、これは県議選では初めてとなります。今回は鳥栖市で新人1人が出馬を模索していましたが、現時点での動向は不明。
【アナウンサー】
一方気になるのが投票率ですが、その辺りはいかがでしょうか。
【田中】
正直なところ、大きく上がる要素というのはあまりありません。
こちらは平成以降の投票率をまとめたものです。
70%前後で推移していた投票率も、2011年に60%ほどになり、前回は過去最低の46.12%でした。前々回に知事選と別になったというのも影響していますし、ここ数年は選挙も多くて、選挙疲れといった声が多く聞かれています。
【アナウンサー】
盛り上がるためにも、議論が交わされることが必要と思いますが、今回の主な争点は?
【田中良宜記者】
九州新幹線長崎ルートやオスプレイ配備計画、玄海原発なども課題も挙げられますが、専門家は誰もが身近なことして考えられる視点のひとつとして、アフターコロナの経済振興などを挙げています。
【佐賀大学 児玉弘准教授】
「ひとつ今、時期に適ったということでいけば、まさに新型コロナが5月に5類に変わってということで、アフターコロナを見据えた経済の振興とか産業振興ということも当然、県の仕事になってくる。一番大きく変わるというか、過去3年間くらい私たち苦しんだので、そのコロナ前後という点で、暮らし、生活、経済ということが、どういう風に変わるのかということが、注目されると良いかもしれない」
【田中良宜記者】
子育て世代や高齢者など、年齢によっても県政に求めることは違いますが、こうした身近なことから考えて、候補者の議論をきいてもいいかもしれません。
【アナウンサー】
県議会選挙は31日告示、4月9日投開票が行われます。ここまでは田中記者とお伝えしました。
県政担当の田中記者です。
【アナウンサー】
31日に告示される県議選ですが、今回はどういった選挙になりそうですか?
【田中良宜記者】
コロナ禍が明けようとする中で行われる初めての県議選で、アフターコロナを見据えた対策やさまざまな県政課題への対応が問われる選挙になります。
【アナウンサー】
立候補の状況はどうなっているんでしょうか。
【田中良宜記者】
今回の県議選では、今のところ定数37に対して、48人が立候補を表明、または意向を示しています。政党ごとに見ると、自民が26を30に、立憲民主党が現在の4を5に、公明、共産はそれぞれ現状の2議席の死守を狙います。このほか、無所属で現職、元職、新人9人が臨む形となっています。
県議選は、県内20の市や町を13の選挙区に分けて行いますが、選挙戦となる見通しの選挙区は29日現在6つで、佐賀市、唐津市・玄海町、武雄市、小城市、神埼市・吉野ヶ里町、三養基郡となっています。
【アナウンサー】
今回、田中記者が注目している選挙区はどこでしょうか。
【田中良宜記者】
2つあり、佐賀市と唐津市・玄海町です。まずは佐賀市です。定数11に対し、現職11人に加え、元職や新人3人の合わせて14人が立候補を表明しています。中でも、市内の中心部に地盤を持つ候補者が多く、票の取り合いが予想されます。
【アナウンサー】
佐賀市は、九州新幹線長崎ルートやオスプレイ配備計画など、抱えている課題も多く活発な議論に期待してしたいですね。続いて、唐津市・玄海町の注目点は?
【田中良宜記者】
この選挙区は定数6に対し、現職6人、新人3人の合わせて9人が立候補を表明しています。関係者のなかでは今回は唐津市・玄海町が一番の激戦と言われています。
【アナウンサー】
激戦の理由は何でしょうか。
【田中良宜記者】
一番に言えるのが、有権者数が多い唐津市中心部に地盤を持つ候補者が多いことです。前回の選挙では中心部から3人が当選。おととし行われた補欠選挙では、1人が当選していて、今回4人が争うことになり票の動きが注目されます。
【アナウンサー】
票数が多い中心部とはいえ、候補者が増えると票が割れますから、かなりの激戦になりそうですね。
【田中良宜記者】
このほか、議員がいなかった鎮西町、肥前町などの上場地区からは、2人が表明をしていて、こちらも激しい戦いと予想されています。
【アナウンサー】
一方で、見通しとしては、前回と同じ過去最多の7つの選挙区が無投票となる公算が高いですよね?
【田中良宜記者】
このうち西松浦郡では、もしこのまま無投票となると、1人の候補者が4回連続で無投票での当選となり、これは県議選では初めてとなります。今回は鳥栖市で新人1人が出馬を模索していましたが、現時点での動向は不明。
【アナウンサー】
一方気になるのが投票率ですが、その辺りはいかがでしょうか。
【田中】
正直なところ、大きく上がる要素というのはあまりありません。
こちらは平成以降の投票率をまとめたものです。
70%前後で推移していた投票率も、2011年に60%ほどになり、前回は過去最低の46.12%でした。前々回に知事選と別になったというのも影響していますし、ここ数年は選挙も多くて、選挙疲れといった声が多く聞かれています。
【アナウンサー】
盛り上がるためにも、議論が交わされることが必要と思いますが、今回の主な争点は?
【田中良宜記者】
九州新幹線長崎ルートやオスプレイ配備計画、玄海原発なども課題も挙げられますが、専門家は誰もが身近なことして考えられる視点のひとつとして、アフターコロナの経済振興などを挙げています。
【佐賀大学 児玉弘准教授】
「ひとつ今、時期に適ったということでいけば、まさに新型コロナが5月に5類に変わってということで、アフターコロナを見据えた経済の振興とか産業振興ということも当然、県の仕事になってくる。一番大きく変わるというか、過去3年間くらい私たち苦しんだので、そのコロナ前後という点で、暮らし、生活、経済ということが、どういう風に変わるのかということが、注目されると良いかもしれない」
【田中良宜記者】
子育て世代や高齢者など、年齢によっても県政に求めることは違いますが、こうした身近なことから考えて、候補者の議論をきいてもいいかもしれません。
【アナウンサー】
県議会選挙は31日告示、4月9日投開票が行われます。ここまでは田中記者とお伝えしました。
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