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フードロスをおいしく解決 伊万里市のナシ農家が規格外のナシを使ったスイーツを開発【佐賀県】
2021/06/25 (金) 18:57
伊万里市のナシ農家のグループが、食べられるのに廃棄される「規格外」のナシを使ったスイーツを開発しました。いわゆるフードロスをおいしく解決しようと奮闘する姿を取材しました。
これからが旬のみずみずしくさっぱりとしたナシを使ったチーズケーキ。
リポ:「レアチーズがすごくさっぱりしていて、その酸味とナシのさわやかな風味がよく合います。ナシのコンポートが上品な甘さでみずみずしいです」
商品開発に携わった、ナシ一筋35年目、伊万里市の田代慎仁さんです。100年以上続く伊万里梨の発祥の地といわれている伊万里市大川町立川で、幸水など8つの品種のナシを生産し全国に出荷しています。
大川三世代 田代慎仁代表:「ナシを作ったうえで規格外のナシが出るわけで…/去年は台風9号、10号の台風で収穫間際のナシが残念なほどに落ちて/泣きたくなるような…本当にショックだった」
農水省によりますと、国内では2018年度、食べられるのに廃棄された食料は約600万トンとみられています。
大川三世代 田代慎仁代表:「農業をする方全てにおいて規格外があると。これを何とかしたいなと前から考えていた」
田代さんは17年前にナシの生産販売に親子三代で取り組む農家を中心に、大川三世代というグループを立ち上げ、年間80トンほどを生産しています。また、2019年には収穫体験を通して、ナシの魅力をPRしたいと観光農園をオープンしました。去年はシーズンを通して2千人を超える人が訪れました。ここで2年半前に出会ったのが…
大川三世代 田代慎仁代表:「パティシエの亀飼さんが訪ねてきまして、ここに/自分の気持ちと亀飼さんの気持ちが一致した」
地元で長年パティシエをしていた亀飼さんと、規格外のナシでスイーツを開発したいと意見が一致。一緒に試作を重ね、完成したのが今回のチーズケーキです。完成までに約2年半かかりました。
大川三世代 田代慎仁代表:「ナシはすぐ酸化する。酸化したらすぐ茶色になって見た目が悪くなるんですけど、そこが時間かかった」
チーズケーキの上には研究を重ねた企業秘密のナシやイチゴ、レモンのコンポートが乗せられていて、冷凍で半年間保存できるということです。田代さんと大川三世代で一緒に活動する大坪さんも満足げです。
大坪敬介さん:「すごくおいしい/100年続いたのであと100年。目指せ200年ということで。また100年続いてけばいい」
大川三世代 田代慎仁代表:「ナシだけにこだわらず/全ての農家さんが同じ悩みを持っていると思うので、力になれたらなと」
また、田代さんはこのチーズケーキが農家の魅力を伝え、深刻な若者離れに対する起爆剤になればと話します。
大川三世代 田代慎仁代表:「自分たちの目的はナシ農家の減少をなんとかしたいというのがある。伊万里梨を守るといいますか、後継者を育てるのが自分たちの仕事だと思っている」
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