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2020.02.04

親子で夢を追いかける小学生フィギュアスケーター

親子で夢を追いかける小学生フィギュアスケーター吉岡祐誠くんを紹介します。

氷の上を華麗に舞うのはみやき町の吉岡祐誠くん11歳。

小学校3年生でフィギアスケートのクラブチームに入りこの1年、地方大会などで結果を残してきました。

Q目標とする選手は?
​吉岡祐誠くん:「羽生結弦選手」

週5日はスケートリンクに立つ祐誠くん。みやき町の自宅から40分ほどかけ、福岡県久留米市と飯塚市のスケートリンクに通っています。

バレエレッスンを担当するのはスケートクラブでバレエ講師をしている母の愛さん。
柔軟性のためほとんどの選手が習うバレエ。祐誠くんは半年前から本格的にレッスンを始め、現在奮闘中です。
母 吉岡愛さん:県外に出て戦うと踊りが上手、体が柔らかい、同い年の子でもすごいパフォーマンスを見せてくれるそれを見てやっぱり自分はできてないと自覚したようで。表現力というところでは必ずバレエは必要じゃないかなと」

もともと、母親が他のフィギュアスケーターの振付の手伝いをしている姿をみて5歳から始めました
基礎点に加え技の美しさに与えられる出来栄え点などで競うフィギアスケート。祐誠くんが得意とするのは2回転ジャンプのダブルルッツです。

この日も個人レッスンを担当する鶴先生のもとジャンプの練習。しかし…バランスを崩してしまいます。
吉岡祐誠くん:「成長期で膝もおしりも痛い。飛べたジャンプが急に飛べなくなってそこが今悔しい」

フィギュアスケーターを悩ませる成長痛
関節の痛みのほか、身長や体重の変化によって、それまでのバランス感覚が崩れジャンプが飛びにくくなってしまうのです。
しかし、トップ選手になるにはこの壁を乗り越えなければいけません。

母 吉岡愛さん:「負けず嫌いなんだと思います。ずっといつも出場者の中で一番点数が低いという感じでした。たまに僕はもう上手にならないかもと落ち込むときもあるんですけどどうしても勝ちたいというのが練習をがんばるきっかけになった」

リンクに立つ日以外は筋トレやバレエなど技術を磨くための日々。

この練習が実り去年9月、厳しい条件をクリアした一定の資格級をもつ選手が集まる中四国九州選手権大会で見事優勝するまでに力をつけました。

吉岡祐誠くん:「めっちゃうれしい。練習した成果が出たかなって。優勝したらこんなにうれしいんだと思って」

さらに、全国大会での表彰台を目指し、3回転ジャンプの練習も行っています。祐誠くんは、2月21日から開かれる地方大会でこの3回転ジャンプをプログラムに組み込む予定です。

まだまだ伸び盛りな祐誠くんの目標は「オリンピックでメダルを取る踊表現力も踊りもカッコよくしていきたい。オリンピックでメダルを取る
祐誠くんは大会で優勝したことで、世界のトップスケーターが集まるアイスショーにも初めて参加。ショーに出演することで、試合での表現力向上に期待ができそうです。
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