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2020.02.19

上峰町“イメージソング”に込められた思い

上峰町のイメージソングを広めるため、携わる町民のみなさんに話をお伺いしました。

イメージソングは「上峰町の町制施行30周年記念」を迎えるにあたって町としていろんなイベントを企画していた際、歌でPRしたいと考え制作が始まったそうです。
そこで声を掛けたのが生まれ育った上峰町を拠点に活動する歌手の小島よしきさん。
これまでに鎮西山をテーマにした、ちんぜい音頭など地域に根ざした歌を作っていたことから、イメージソングの作成を任されました。
制作にあたり、「楽しい部分ももちろんあったが、イメージソングとして公式に依頼されている曲なので、重圧もあった」そうです。何も生み出せずにただただ時間だけが過ぎていく時間もあったそうです。
制作のヒントとなったのは町民とのふれあい。
「小さいころから上峰町で生まれ育った。同じように、皆さんも上峰町で生まれ育ってきた。僕の物語を曲に込めても皆さんには寄り添えないんじゃないか」と思い、あえて町の名所や固有名所を入れないことで、町民の皆さんが日々の暮らしに投影できるように作ったそうです。
2018年11月に開催された町制施行30周年記念式典で完成披露。しかし…町の広くには伝わりませんでした
上峰町商工会女性部の江島昭子さんは「この曲を聴いて爽やかでいい曲だなぁと思った。しかし、曲を流される機会がなく、町の行事やイベントなどでも聴くことがなかったので、このまま埋もれるのではないか」と危機感を感じたそうです。
そこで江島さんはCDに残すことでずっとこれからも色んなところで流してもらえたり、歌って貰えるのではと町に提案したそうです。
上峰中学校では、8時になると曲が流れ始めます。上峰中学校の西村校長は、とてもいい曲だったので流すことを提案したそうです。
上峰中学校では、吹奏楽部にも広がり、イベントで演奏しています。
女性三重唱ユニット「フェリーチェ」の一員でもある江島さん。
小中学生でも、町の歌を歌いやすいようにと、様々な方の力を借りて、作り上げたのが合唱曲バージョン
合唱曲として残しておけば、ずっとこれからもいろんなところで歌っていただけるんじゃないかと思ったそうです。
小島よしきさんは、「人の思いや人が繋がっていくような曲になれたら嬉しい」と仰っていました。
上峰中学校の西村校長は「この曲を聴くことでいつか中学校で朝聴いていたことが思い出されたらうれしいと思う」と話します。
上峰町教育委員会の野口敏雄教育長は、「将来、遠くにいってもふるさと上峰を思い出して曲を励みにして頑張ってほしい」と話していました。

曲についてのお問い合わせは
​上峰町商工会 0952-52-9505

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