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2019.11.01

豪雨災害から2ヶ月 老舗店「井手ちゃんぽん本店」が営業再開!

「佐賀のちゃんぽんと言えば、井手ちゃんぽん。」
そう言われるほど人気なのが、武雄市北方町にある井手ちゃんぽん本店。しかし、2019年8月28日。記録的大雨によりお店は大きな被害を受け、休業せざるを得なくなった。
豪雨被害から約2ヶ月経った2019年10月21日。改装を経て営業を再開。その様子を追った。

老舗店「井手ちゃんぽん本店」

「井手ちゃんぽん本店」は1949年に開業、70年の歴史がある佐賀県民には馴染み深い老舗店。

名物はたっぷりの野菜がのった「ちゃんぽん」。店内は毎日多くのお客さんで賑わっていました。

2019年8月28日、佐賀県内を記録的大雨が襲ったあの日、お店は大雨の影響により約1メートル浸水したといいます。
お店の方から提供された写真をみると、その深刻さがうかがえます。

いよいよ営業再開へ

豪雨から約2カ月経った2019年10月21日、改装を終え、井手ちゃんぽん本店が営業を再開。
店の外には、再開を待ちわびた多くのお客さんの列ができました。
開店前の午前10時から訪れ最初に並んでいたお客さんは、豪雨被害が起きる前は週1~2回来店していたという大ファン。

「すごい!おいしそー!」
運ばれてきたちゃんぽんに声を上げる女性たち。話を聞くと、なんと大阪からちゃんぽんを食べに来たそうです。
「絶対にこれが食べたいと思って大阪から来た。食べられてうれしい。」と話す女性。

営業再開を喜んでいたのは、佐賀県内の人たちだけではありませんでした。

営業再開を経て

野菜を炒める中華レンジなど調理器具のほどんどを入れ替えたため、営業再開前は、もとの味を再現できるか不安もあったとか。しかし、納得のちゃんぽんができた上でお店を再開することができたそうです。

井手良輔社長は、お客さんでにぎわう様子にほっとするも、「まだ今からたくさんお客さんが来ると思うので、皆さんにおいしいと言ってもらえるように頑張りたい。」とこれからの意気込みを語ってくださいました。

「多くの人がお店に足を運び、お店の味を楽しみ、笑顔になって帰る」

創業から愛される老舗店の復興への道は始まったばかりです。

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