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2019.10.09

多久市のちょっと変わった観光農園

多久市の山の上にポツンとある農園。その農園では普段味わうことが出来ない貴重な体験が出来るそうです。その詳細をご案内します。

こがベリー園

多久市にある「こがベリー園」。自然のままに育てる「ほったらかし栽培」で農作物を作っている農園です。
園長の古閑勝己さんです。
上空から見ると、山の上にポツンと農園があるのが分かります。

農園の中を案内してもらいました。
こがベリー園では100種類以上の野菜や果物を育てているそうです。

まずは世界で一番小さいマイクロキュウリ。
サラダ甘長とうがらしは辛さやえぐみが無く、ピーマンよりみずみずしい!
甘味料としても使用されているステビアは、砂糖の200倍の甘さでカロリーオフ。
沖縄でもよく作られている島ラッキョウ。
自然栽培では見る事がないキウイ。
北米原産の珍しいフルーツ・ポポー。
ヘーゼルナッツは殻が固いため、ハンマーで割って頂きます。
そのほかにも珍しい食べ物がたくさん育てられていました。

古閑さんはもともと、多久市出身の全国各地を飛び回るサラリーマンでした。40歳のときに老後は好きなことをやっていきたいと決意し、1人で山を少しずつ開拓。定年後に観光農園をオープンしました。

こがベリー園で体験では、秋は栗やナッツなどの収穫体験や珍しい野菜の植え付け体験など季節によって色々な体験ができます。


今回は、すべての体験にもれなくついてくる竹筒ごはん作りに挑戦!

竹筒ごはん作り

1.ノコギリで竹を切り 真ん中に穴をあける

2.水洗い後 米・水・好みの具材を入れる
3.フタをして約30分炊いたら出来上がり
この日は、農園でとれたムカゴを入れました。ご飯にも竹の香りが移り、さわやかさを感じます。
他にも、バナナの葉で包んで焼いた色とりどりのとれたて野菜。
そして、シナモンの葉で包んだチキン。
さらに珍しいフルーツ・ポポー!実が柔らかく、マンゴーとバナナを合わせた食感。とても甘いです。
その時採れた食べ物を使用する為、その時季に採れる旬の味が楽しめます。

なぜ、多久で農園を作ったのか伺うと「自分の隠れ家にしたかった」との事。「ゆっくり本を読んだり、音楽を聴いたり、お酒を飲んだり、仕事の後の一服を楽しみたい。そして、そんな体験に興味がある方にそれを味わってほしい」だそうです。
現在、近所の子供たちのリクエストに応えてツリーハウスを建設予定。「1年以内に完成させて、子供たちや保護者の皆さんがワイワイと集まる場所にしたい。元気をもらっている人たちに、体験で恩返ししたい」と仰っていました。
古閑さんの農園でのおすすめの過ごし方は「何もしない事」。時間に追われずにのんびりして、気が向いたら何かを収穫して食べる。今の時代だからこそ、何もしない事が贅沢な体験になるそうです。

こがベリー園

住所:多久市南多久町笹原
電話番号:0952-76-4046
体験料金:2000円~2500円
※内容によって料金が変わります(要予約)

看板が目印です。

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