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2020.10.13

再発見!シュガーロード銘菓めぐり③『佐賀宿Ⅰ』

「再発見!シュガーロード銘菓めぐり」。今回は「佐賀宿」のお菓子屋さん。
どんなお菓子が登場するのでしょうか。

佐賀宿は現在の佐賀市。長崎街道は、佐賀藩36万石の城下町を通っていました。のこぎり型の家並みをいくと、かつては船が行き交うために橋桁を高くしたことからその名前がついたという高橋があります。

橋のたもとにお菓子屋さん発見!創業明治31年、高橋餅本舗福屋です。

ここの名物は昔ながらの杵つきの「高橋餅」。佐賀県産のもち米(ひよくもち)のみを使用しています。できるだけお餅の美味しさを引き立てるため少し塩味を入れて甘みをおさえるなど、お餅主役の味にしています。

街道沿いでよく目にするのが、江戸時代、佐賀で盛んに作られたという「肥前鳥居」。石材を継いで組み立てられ、下に行くほど太いどっしりとした柱が特徴です。佐賀で生まれた「肥前狛犬」も街道を行く人々を見つめてきました。

与賀神社の参道の肥前鳥居の前にある、鶴屋菓子舗は創業寛永16年、380年の歴史があります。ここの2代目が、出島のオランダ人から「丸ぼうろ」のつくり方を教わって、佐賀に持ち帰ったと言われています。

いま「推し」のスイーツは「ストロープワッフル」。

2年前、佐賀とオランダの交流事業があり、オランダ人の菓子職人からつくり方を習ったそうです。

オランダのワッフルはキャラメルクリームがサンドしてありますが、鶴屋ではそれに加え、独自に開発した「あんバタークリーム」のバージョンも作っています。「丸ぼうろ」依頼、350年ぶりにオランダ人から作り方を習う・・・そんなストーリーも魅力です。

新しいことに挑戦し続ける、鶴屋でした。

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