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2020.10.09

再発見!シュガーロード銘菓めぐり①『嬉野宿』

江戸時代、砂糖は 西洋との唯一の窓口だった長崎の出島で陸揚げされ、長崎街道を通って全国に広がりました。人、物、砂糖文化が行き交った街道沿いでは、様々な銘菓や食べ物が生み出されました。そのため長崎街道は「砂糖の道・シュガーロード」とも呼ばれています。

 

この「砂糖文化を広めた長崎街道・シュガーロード」が今年、文化庁から「日本遺産」に認定されました。

「再発見!シュガーロード銘菓めぐり」。スタートは「嬉野宿」です。

長崎街道は、長崎から小倉まで57里、約220キロに25の宿場がありました。佐賀は、嬉野から田代まで。嬉野宿は、現在の嬉野市嬉野町。昔も今も旅人たちをお湯で癒しています。

街道沿いのお菓子屋さん。大正時代からお菓子を作り続けている橋爪菓子舗。ここの名物は、創業以来作られている落雁菓子「塩味まんじゅう」。茶どころ嬉野らしく、抹茶が入っています。

こういった昔ながらのものもいいですが、昔からあるものを新しくアレンジしたお菓子も今人気だと聞いてやってきたのは、江戸時代創業の 旅館・大村屋。

大村屋15代目 北川健太さん 「旅菓子というプロジェクトを立ち上げました。佐賀の伝統的なお菓子を小さくして、持って帰りやすくする。若い世代の人にも買ってもらおうというプロジェクト。職場の人にも渡しやすく、移動中にも食べやすい。“持ち帰られる思い出”をコンセプトにしたお菓子プロジェクトの第一弾です」

「丸ぼうろ」で有名な鶴屋と共同開発。クッキーみたいに固くならないようにするのに苦労したそうです。 

大村屋15代目 北川健太さん 「巻紙は大村屋の入浴半額券になっています。巻紙は捨ててはダメなんです」

売店で購入できるほか、ラウンジではイートインもできます。バターや羊羹をサンドしたものや、嬉野茶がセットになっています。

「丸ぼうろ」の進化系「bouro」。

小さいのに、しっかりと美味しい「丸ぼうろ」でした。

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