小城市にある「ラーメン マル」
佐賀市で「ラーメン屋 MARU」をやっていて、2023年5月にここへ移転してきたそうです。

わずか8席の小さなラーメン屋です。

こちらが店主の石丸さん。マルは、石丸のマルからとったそうです。
小城は奥様の実家があり、今後を見据え、長く続けられる場所にしました。

煮卵ラーメン 820円

お店の売りは何といっても「豚骨ラーメン」
移転前からのお客さんがリピートする、自慢の一品です。

昔ながらのあっさりとした豚骨スープです。

普通のラーメン屋さんより煮込み時間は短く、弱火でじっくり6時間煮込みます。

麺は細麺なのに1本1本コシがあって食べやすく、スープにしっかり絡んでいます。

こちらの麺は「低下水麺」と言い、水分量が少ない麺でスープがよく絡むのが特徴です。

製麺会社直送の麺で、この麺を作れる麺屋さんは今は少ないそうです。

煮卵はこの絶妙な半熟具合です！
豚骨スープにトロットロの黄身が絡み、まろやかな味わいを楽しむことができます。

今でこそ絶品ラーメンを作る石丸さんですが、過去には苦労があったようです。

おいしい豚骨スープを作るべく、製麺会社の社長に弟子入りを志願。
一度は断られるも、諦めずにアタックをしました。

石丸さん「麺を売るためには、ラーメン屋さんが増えないといけないので、製麺会社の社長は、ラーメン屋を育てながら麺を売る方でした。博多から寸胴を抱えて泊まり込みでスープを一から教えてもらって。そんな簡単なものではないので、今もまだ完成とは思わない」

あえて基礎だけを教わり、そこから自分だけの豚骨スープを導き出す石丸さん。更なる納得のいく味を求め、試行錯誤を続けます。

力を入れているメニューは他にも！

焼き飯 600円

パラパラだけではない、しっとりとした食感が特徴です。

小さなお子さんでも食べやすい柔らかさです。

シンプルですが、味はしっかりとついています。

塩コショウ、鶏ガラ、醤油で味付けをしています。

どこを食べてもチャーシューが顔を出すので食べ応えも抜群です！
ブロック状のチャーシューをふんだんに使用し、チャーシューの旨味が染みています。

多くのお客さんに喜ばれているそうです。

移転して心機一転、今後どのようにお店をやっていきたいですか？

石丸さん「長くやれたらなと思っています。スープをずっと研究する。もっとおいしくなると思うので、いつか達人のようになれたらと思っています」

ラーメン マル

小城市三日月町長神田2335-11
営業時間　11:00～14:30
店休日　　不定休
TEL　　　0952-20-0321

お店自体は、基本的に豚骨ラーメンとサイドメニューでやっています。