今回のテーマは「知らない!?秋の花粉症クイズ！」

あまり知られていませんが、秋にも花粉症はあります。
自分の症状を今回のクイズで気づくことが出来るかもしれません。

今回は佐賀市で呼吸器内科を開く、加藤先生にお話を聞きました。

A.田んぼのあぜ道

B.空き地のそば

C.河川の近く

A.全部

秋の花粉症は、ブタクサやヨモギなどの雑草の花粉の飛散が原因です。
雑草は、空き地や河川敷に多く生えているので避けることが大事になります。

ブタクサは画像のA～Cのどの植物でしょうか？

C.ブタクサ

Cがブタクサです。
ブタクサの花粉はスギ花粉の約半分の大きさで、気管支に入り込んでせきやぜんそく悪化原因となり得るそうです。

Bはセイタカアワダチソウ

【性質】花粉が飛散しにくい草木

ブタクサと間違えられやすい

A.はヨモギ

※秋の花粉症を引き起こす花粉を飛散させます。

A.100m

B.1km

C.10km

A.100m

スギ花粉ほど飛散しません。

ブタクサの花粉の飛散距離は、数ｍ～100ｍ。
生活の範囲内で避けようと思えば避けられる距離です。

一方、スギ花粉の飛散は「数十km」で中々避けにくい距離です。

秋口が一番多いそうで、大体10月まで飛散時期のピークは続くといわれています。

また、呼吸器にどんな影響があるのでしょうか？

花粉の粒子

• スギ花粉…30～40マイクロm
• ブタクサ花粉…18～20マイクロm

※1マイクロm＝0.001ミリm 

気管支に入ってアレルギーの炎症を起こし、せき・たん・くしゃみという症状につながることがあります。
そのため、症状から風邪と勘違いする人も多いそうです。

風邪と花粉症を見極めるポイントは？

【風邪に多い症状】
熱・のどの痛みが伴います。
【花粉症に多い症状】
鼻水・目のかゆみがあります。

「去年も同じ時期に鼻や目の症状が…」という人は、より花粉症の可能性が高いです。

※見極めが難しいケースもあります

鼻水の質も違う？

サラサラした鼻水のときはアレルギー(花粉症)の可能性が高いです。
逆に、ドロッとしたような鼻水のときは感染症(風邪など)の疑いが高いそうです。

何科を受診すればいい？

それぞれの症状に応じた科へ。

• 目のかゆみ…眼科
• 鼻水・くしゃみ…耳鼻科
• せき・ぜんそく…呼吸器内科

秋の花粉症 特徴

• 田んぼ・空き地・河川敷に要注意
• 飛散距離は短い
  避けようと思えば避けられる。
  スギ花粉より避けやすい。
• 今(9月)が飛散ピーク
  風邪と間違いやすい。
  症状に応じた科へ。

秋の花粉症 ヘルシーヒント

• 「近付けない」が第一の予防
• 目のかゆみは花粉症 熱は感染症の可能性が高い
• 症状に合った科へ受診