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2023.06.03

140年の歴史の白玉饅頭 製造現場に潜入!佐賀市大和町「白玉饅頭 元祖 吉野屋」

佐賀市大和町にある「白玉饅頭 元祖 吉野屋」
川上峡のすぐ近くにあります。
店の名前の通り、作っているのは「白玉饅頭」です。
米粉を使った生地で甘さ控えめの餡を包んだ川上峡名物です。
白玉饅頭のはじまり

約400年前から"地元に伝わっていた饅頭"を
1882年 初代 【清兵衛さん】が商品化しました。約140年 6代に渡りその味を守ってきました。

「白玉饅頭 元祖 吉野屋」のこだわりは?
  • 代々つづく伝統の製法
  • 背振山系からの井戸水を使用!
  • 佐賀県産の米を使用!

白玉饅頭作りを見学させていただきました!

1.自家製米した米を一晩寝かせる
2.米をついて粉末状にする

ある程度お米に水分を含ませた状態でつきます。

強めにつきます。
3.米粉をふるいにかける

ついた後の米粉がまだ粗いので、ふるいにかけ、こす作業をします。

4.米粉にお湯を加え こねる

こだわりの"井戸水"を使っています。
"ダマをとかすため"にもお湯を使用しています。

コツはまんべんなく米粉をまぶしていくことだそうです。
そして最後に一気に塊にします。スピード勝負です!

あっという間にかたまりになりました。
5.約40分 蒸す
こちらが蒸す前の状態です。
こちらが蒸した後の状態です。
すでにおいしそうな見た目をしています!
6.餅つき機で生地をつく

650回ほどつきます。

現在6代目が作業をされていますが、6代目の父(5代目)の若い頃は、機械ではなく手でついていたそうです。
ある程度馴染んだら、水を加えながらさらにつきます。
つき終わりました。
水分を含んでモッチリ感が出て、徐々に白玉饅頭の原型になってきました。
こちらは、生地をこねるためのお皿です。
6代目のご主人が27年間大事に使用している有田焼です。こねるのに大きさが丁度よく、ずっと愛用しているそうです。
生地の最終調整は手作業で!

最終的に食感はここの工程で決まります!

水を加えて微調整しながらこねています。

水の量・こね加減が食感に関わります。

7.生地で餡を包む

こちらの包餡機という機械で餡を包んでいきます。

昔は手作業で餡を包んでいたそうですが、現在はこのように機械で餡をつつんでいます。

8.機械から出てきた饅頭を手作業で丸める
手作業で、画像のようにおへそ(穴)を作ります。
おへそ(穴)をあけることで、まんべんなく蒸すことができます。
9.蒸す

蒸す時間は決めていなくて、蒸気を抜きながら様子を見て蒸します。
蒸す時間を決めていない理由は、湿気や生地の水の量などで状態が変わるからです。
たまに蒸気を抜く理由は、生地が割れたりブツブツができたりするのを防ぐためだそうです。

蒸しあがりました!
つやっつやです。

11.うちわであおぎ つやを出す

うちわであおぐ事でさらにつやっつやになります。

試食

出来立てを特別に食べさせていただきました

出来立てならではの香りで、もちもち食感です!

テイクアウト用の白玉饅頭をいただきました

もっちもちで、歯切れがよいです。
あっさりめの餡が皮に合います。
甘すぎず、コーヒーやお茶にも合いそうです。


こちらはカフェも併設。
白玉饅頭を使ったおしゃれなメニューも!

詳しくはコチラ
白玉饅頭を使ったスイーツ!佐賀市大和町 川上峡の横にある「和・CAFE」


「白玉饅頭 元祖 吉野屋」は2023年で141周年になるそうです。
ご主人は「200年を目指している。そのために『技と伝統を守る』『新しいものを取り入れる』この2つのことを心掛けていきたい」と仰っていました。

白玉饅頭 元祖 吉野屋

住所 : 佐賀市大和町大字梅野173
営業時間 : 8:30~17:00ごろ
定休日 : 第2 第4 第5水曜日 大晦日・元旦
検索 【白玉饅頭 元祖 吉野屋】

【2023年6月1日放送 かちかちPress 工場walkerより】

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