「佐賀県立有田工業高等学校」

有田町にある「佐賀県立有田工業高等学校」で2023年2月、佐賀県では初となるデザインパテントコンテストの特別賞を受賞した生徒さんがいらっしゃいます。

酒井ここねさん

有田工業高校デザイン科3年生の酒井さん

令和4年度デザインパテントコンテスト

酒井さんは、佐賀県初の特別賞を受賞しました。

デザインパテントとは？

有田工業高校 デザイン科 吉永先生「製品などのデザインを自分だけの権利として国が守ってくれる『意匠権』というものになります。簡単に言うと、自分のデザインを守る権利です。」

ワニ型の黒板消し

下の紺色の部分が布になっており、消すことが出来ます。

ワニの形にすることで形状に鋭角ができ、メリットが2つあるそうです。

従来の黒板消しは、四角い形状で細かいところが消しにくいということがありましたが

ワニ型黒板消しは、ワニをモチーフにすることで形状に鋭角部分ができ、細かいところも消しやすくしました。

手の小さい人や子どもは、普通の四角の形だと大きすぎて持ちにくいという点がありました。

しかし、ワニの形にすることで細い部分ができて、細い部分を持つことで持ちやすいというメリットがあります。

他には、ワニの形をした可愛らしいデザインなので親しみやすく、子どもたちも楽しく黒板消しの作業ができるようになります。

2023年4月29日から開催される「有田陶器市」のポスターにも、酒井さんのデザインが採用されました。

有田工業高校 デザイン科 吉永先生「こちらも結構な応募数から九州の学生さんたちを中心に応募された60点以上から選ばれたそうで、陶器市主催の有田商工会議所さんからは、独特な色使いやレトロ感などが好評だったと聞いております」

酒井さんに動物のイラストを描いていただきました♪

酒井さん「今後の目標は、大学へ進学して、もっとデザインのことを勉強したいと思っています」