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2023.02.26

佐賀大学の先生が"アトピー性皮膚炎"を解説

2023年1月、佐賀大学が凄い発見をしました。
それは、「アトピー性皮膚炎のかゆみの原因を解明。薬を発見」
このニュースは全国的にも大きな話題となりました。

今回のテーマは「"アトピー性皮膚炎"を教えてもらおう」ということで、まずは知ってそうで知らない"アトピー性皮膚炎"の基礎的なことについて聞いてきました。
この記事はSDGs17の目標のうち、3番目の「すべての人に健康と福祉を」に該当します。
お話を伺ったのは、佐賀大学医学部皮膚科で、多くの患者さんと接する【杉田和成さん】です。
アトピー性皮膚炎とは?
皮膚は外からの菌やウイルスが体内に入らないようにバリアとなっていますが、
刺激や乾燥などから守る「皮膚のバリア機能」が低下し、炎症を起こした状態。
 
アトピー性皮膚炎の要因は?

複合的な要因が絡んでいます。
・季節の変わり目
・花粉
・カビ
・ダニ
・ハウスダスト
などが皮膚炎を悪化させる要因になっています。

もう一つ大事なのは"かゆみ"

皮膚のバリア低下 → バリア回復のために炎症に → 炎症が神経に影響 → かゆみを発祥

皮膚をかくと、バリアが壊れて、さらに炎症が起こり、悪循環が起こってしまいます。
いかに悪循環を断ち切っていい方向に軌道修正できる治療が大事になります。

バリア機能が低下した皮膚に...

・季節の変化
・花粉アレルギー
・食物アレルギー
・ダニ
・カビ
・ペット
・ストレス
・風邪などの体調不良

などの要因が刺激して起こります。

発症は誰にでも起こり得るんです。


アトピー性皮膚炎は治る?

医学がかなり進歩してきて、十分良い状態に持っていくことができるようになってきています。新たな治療薬が見つかってきたことが大きいです。

最新の治療方法は?

いろいろな治療の選択肢が増えてきています。ひとつ目は塗り薬です。種類が増えてきています。

ステロイド剤

体内のホルモンを人工的に合成した薬です。
炎症やアレルギーを抑える働きがあります。

ステロイド以外の外用薬も増えてきています。

保湿も大切なことです。

・軟膏・クリーム・リキッド(液体)・スプレー(泡)などいろいろなタイプが出てきています。

"アトピー性皮膚炎"の薬が見つかったことは、治療の選択肢が格段に増えてきているので"希望をもっていただきたい"。「一人で悩まず 正しい情報を得てほしい」と先生はお話されていました。

アトピー性皮膚炎のヘルシーヒント
  • 「誰でもなり得る」皮膚炎
  • 「治らない」と思わないで
  • 悩みは抱え込まず診療を
【2023年2月23日 かちかちPress いきいきヘルシーヒントより】

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