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2023.02.21

海洋プラスチック問題を考える「海洋プラスチックをリサイクル!」

今回のテーマはSDGs 17の目標のうちに12番、「作る責任使う責任」14番、「海の豊かさを守ろう」にあたります。

さて、海に漂う海洋プラスチックが世界中で大きな問題になっている事はご存じでしょうか?

今回、東唐津小学校での廃プラスチックのリサイクルと、海洋ごみ削減への活動を取材してきました。

東唐津小学校(唐津市)

こちらではプラスチックゴミのリサイクルをされているということです。

教室の中に入ると、男性が何やら作業をされていました。
これは、プラスチックをリサイクルして「手裏剣」を作っているとのこと。

この長いレバーを押すと「手裏剣」ができるというのですが…

とてもきれいな手裏剣が完成!

なんとこの材料は…!

使用済ペットボトルキャップをリサイクル!

捨てられたキャップをリサイクルして作られていたんです!

ペットボトルキャップを砕いて利用する

色々な色を混ぜるとカラフルな色ができ、子どもたちも喜んでリサイクルを体験できるようになっています。

NPO法人 唐津FARM&FOOD

この取り組みを行っているのは「NPO法人 唐津FARM&FOOD」。廃プラリサイクルのSDGsワークショップや、ビーチクリーンイベントの企画などを行っています。

海洋プラスチック問題

いま、世界中で大きな問題となっている海洋プラスチックごみ。

唐津の海も例外ではなく、プラスチックごみが大量に漂着している場所もあるんです。

NPO法人 唐津FARM&FOODの小嶋さんたちは、この海の現状を伝えるべく、海の近くに立地し、かねてよりSDGs活動に熱心な東唐津小学校などと協力し合いながら、様々な活動に取り組んでいます。

このペットボトルキャップのリサイクルもその啓発活動のひとつなんです。

生徒達がアイディアを出して作っている「名札」

とても可愛いデザインで、手裏剣を作った機械で「名札」も作ることができます。

だから、同じものがなく世界に一つだけのものにできるんです♪

この世界に一つだけの「リサイクル名札づくり」は6年生の卒業制作として計画中で、全校を上げてペットボトルキャップの回収も行われています。

Q.名札は生徒のアイディアと伺いましたが…
唐津市立東唐津小学校 藤原校長先生「子どもたちが『自分たちで何かできないか』と考えた名札作り。まだ試作品ですが頑張っています」

Q.校長先生はどのような思いで活動をされているんですか?
唐津市立東唐津小学校 藤原校長先生「唐津の美しさを誇りに思う気持ちを子どもたちに持っていてほしい。そして、これから環境を守る活動に自分から取り組んでいく、そういう子どもたちに育てたいといつも考えています」

最後に、小嶋さんからこんな話を聞きました

世界中で年間800万トンのごみが海に流れ込んでいる

2050年までには海中の魚の重量を海洋プラスチックが上回ると言われています。

小嶋さん「ビーチクリーン(清掃活動)をして、ごみを拾うのもひとつの手段ですが、まずはごみを分別して、なるべく海に出さないのが大切だと思っています」

この海洋プラスチックの問題は、決して他人事ではありません。

「いま私たちにできる事は何か」

しっかり、考えなければいけない時が来ています。


小嶋さんたちの活動は、ホームページでチェックできます。

興味を持たれた方は「プレシャスプラスチック唐津」で検索してみてください。

【2023年2月20日放送 かちかちPress これってニューっす!より】

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