今回は2021年9月にできた、みやき市の「めんたいランド鮮鼓堂みやき支店」にお邪魔しました。

1日1.5トンの明太子が生産

この工場でできる明太子は1日になんと1.5トン。県内だけではなく、贈答用や一般向けとして全国に届けられます。

明太子の原料 スケソウダラの卵

北方に生息するスケソウダラの卵は、-18℃の温度で冷凍されて運ばれてきます。

蒸気で8時間解凍

蒸気を8時間あててゆっくりと解凍していくんです！ここでちゃんと時間をかけないと、卵がちゃんと中まで溶けていなかったり、乾いた明太子になってしまいます。

塩漬けし、1日かけて中まで浸透

卵を解凍させたあと、さらに粒々感をつけるために塩漬けして1日かけてゆっくり回しながら中まで浸透させるようしています。

塩漬けをすることで、卵が持っている粒子を際立たせ、味がより深みを増すことができます。漬け終わった原料はふっくりでプリップリに！

異物除去

その後、人の手で卵を1つ1つ異物除去を行っていきます。異物といっても味には影響がないものですが、不快感があったりするのでここで全て外してます。

腹膜が出ているものは贈答用としては出しません。明太子は結構繊細なものなのでちょっと指で小突いただけでも破れてしまいます。繊細な仕事なので機械ではできない仕事です。

明太子の命！辛子調味液

そして、ここでようやく明太子の命ともいえる辛子調味液を入れていきます。オリジナルの辛子調味液なのですが、カツオ節のだしと唐辛子、酒、みりんと、明太子の素材の味を活かすためにシンプルな液にしています。

明太子は1週間寝かせる

辛子調味液に漬け込んだ明太子は1週間、超低温で熟成していますので、うまみを限界まで引き出しています。

明太子は製品になるまで14日以上かかっているんです！

ごはん　200円

ここでは「明太子かけ放題」でごはんをいただくことができるんです！スープも飲み放題！

辛子調味液はシンプルと言われていたように、素材の味がダイレクトにわかって、量がたくさんでもパクパクいけちゃいます。塩味がちょうどよく、つぶつぶ感もしっかりあり、プチプチとした食感がよく残っています。

パスタにもかけ放題！

レストランではごはんの他に、パスタにもかけ放題で食べられます！

工場長の矢川さんは「若い方にも明太子を身近なものにしてもらって、いつでも食べられるような明太にできるように、おいしい商品をいつまでも作り続けていきたい」と仰っていました。