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ピックアップ

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2022.07.19

早期発見は1~2年!がん検診を受けましょう

2019年度~2021度までの佐賀県内のがん検診受診者数の推移は、コロナ禍が始まった2020年度は2割近く減少しています。
つまり、2割の人が早期発見の機会を逃してしまったわけなんです。
実は、がんを早期発見できる期間は限られています。

がんは一度大きくなると、増殖スピードが急に上昇します。
早期発見ができるのは1、2cmサイズのがんで、この期間は1、2年しかない!
つまり、この瞬間をつかむためにも、毎年しっかりチェックしておかないといけないんです。

昨今の検査はさまざまな配慮がなされ、安心に受診できる環境が整っています。
今回は、検査施設でいろいろ聞き、貴重な体験もさせていただきました。

佐賀県健康づくり財団

今回は、年間約32万人の健診を行う「佐賀県健康づくり財団」に行ってきました。

胸部X線撮影室

肺がんの検査を行う、胸部X線(レントゲン)撮影室へ
最近はデジタルになったので画像拡大や白黒反転が自在にでき、画像診断の技術が向上したそうです。

放射線の被ばく量はごくわずか

1回あたり0.01ミリシーベルト。
自然に1年間浴びる量は約2.4ミリシーベルトなので、人体にほぼほぼ影響はないそうです。


胃部X線撮影室

続いては胃がんの検査室へ
胃がん検査は、バリウムを飲んで胃の内側に張り付け、その形をX線撮影することで腫瘍などがないかチェックをします。

胃がん検査(胃部X線)

バリウムも結構サラサラになっているので昔よりだいぶ飲みやすくなっています。飲む量も減ってきて今は150cc、昔は300ccほどだったそうです。


続いては女性乳がん検診へ

普段は女性しか入られないエリア

今回は特別にマンモグラフィーを体験するということで、検査技師が訓練用などに使う疑似の乳房がついたスーツに着替えてきました。

マンモグラフィー体験

二つのプレートを挟んで撮影していきます。検査時間は長くて5分

機械に立った一瞬だけ少し服がはだけますが、担当の技師が女性であったりと恥ずかしさを少なくする配慮があります。

乳房のプレスは痛い?

技師の印象では、”とても痛い”という人は1割未満なんだそうです。意外といないんです。


佐賀県検診・検査センターの感染症対策

そして最後に、気になる感染症対策について

  • 検温
  • 各所に手指消毒
  • アクリル板設置
  • 24時間換気(窓以外に換気システムも)
  • 入場制限など
5つのがんの検診

がん発見率の精度、検査コスト、体への負担などさまざまな条件を満たした高度な検査を受けることができます。

がんポータルさが

市町ごとにがん検診の日程が知れる「がんポータルさが」というホームページがあります。県内の助成制度やがんの相談窓口について知ることができますので、ぜひご活用ください。

【2022年7月14日放送 かちかちPress サガらぼより】
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