3月いっぱいで149年の歴史に幕を閉じる伊万里市　滝野校。

2022年3月11日に行われた卒業式で最後の卒業生になる小学生１人、中学生２人が卒業。

江戸時代から続いていた寺子屋を、1873年に川内野(かわちの)学校とし開校。149年で1280人がこの学校を巣立って行きました。しかし、昨今の児童生徒の減少を受け3月いっぱいで閉校することに。

2022年3月26日、滝野校とお別れをする閉校記念式典が行われ、体育館には在校生や滝野校を卒業した地元の方々が集まっていました。
滝野校に通っている生徒は、4月から約10キロ離れた東山代小学校と国見中学校に通うことになります。

149年の歴史に幕を閉じる滝野校の記憶を残そうと、ある行動を起こした方がいるとのことで案内されたのは、学校近くにある 地域活性化センター　夢耕房たきの。

そこには滝野校を卒業し、滝野校で教員をしたこともある山本三夫さんがいました。

閉校にあたり色々なものが処分されていましたが、大事なものだから捨てるのは忍びないということで、夢耕房たきの で預かることに。

夢耕房 たきの を訪れた方に懐かしんでほしいと、処分をするはずたった校歌や写真を保管することにしたそうです。

最後に滝野校に言葉をかけるとしたらどういう言葉になりますか？ という問いに山本さんは「ありがとうしかない」と答えました。