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2022.03.23

シギの恩返し「冬水田んぼ」【SDGsなもの見つけました】

冬なのに水が張ってある!? 佐賀市東与賀町の田んぼ

冬なのに、水が張ってある冬水田んぼ
実は、SDGsの目標達成に貢献している田んぼです。
一体どういうことなのでしょうか?

この近くにはラムサール条約に登録されている東与賀干潟があり、渡り鳥たちがこの時期、冬を越すためにたくさん飛んできます。
満潮になると餌を食べることができないため、田んぼに水を張ることで餌となる生き物たちが集まる環境を作り出しています。渡り鳥たちの休憩所や餌場です。
SDGs14番の「生き物が住みやすい環境づくり」や15番の「生物多様性を守っていこう」とする目標に貢献しています。

農業の場合、化学肥料を使ったりしていますが、冬水田んぼには鳥がフンをして天然の肥料を作り、
また、虫を食べることにより害虫の減少につながります。

田植えは6月中旬頃。
手植えによる田植え体験として、地元の小学生や地域の皆さんと一緒になって行っています。
体験を通して、環境の大切さや農業の大切さを知ってもらおうとするのが目的。
SDGsの8番の「働きがいも経済成長も」17番の「パートナーシップで目標を達成しよう」という事にも繋がっています。
田んぼに水を汲むときには、二連の水車を使います。
バランス取るのが難しいです。昔の方々はこのようにして水を汲んでいました。
シギの恩返し米

化学肥料を使わない水田。
生き物の環境に配慮した農業への、「シギからの感謝の贈り物」という意味が、お米の名称に込められています。

炊きあがりが艶々で光沢があり、冷めてもおいしいという老舗の東京のお米屋さんから高い評価。

SDGsの2番の項目「飢餓をゼロに」農業を通して食料の安定確保にもつながります。

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【2022年2月22日放送 かちかちPress ライブSDGsなもの見つけました】
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