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県産ノリ栄養塩不足・赤潮発生で色落ち...海況回復期待し日本一奪還を目指す【佐賀県】

2026/02/19 (木) 18:18

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4年ぶりに販売枚数が10億枚を超えた県産ノリの話題です。いまはシーズン後半の冷凍網ノリが摘み取りの最盛期を迎えています。一方今シーズンも栄養塩不足の影響が心配されています。

【岩部リポーター】
「こちらではきょうから冷凍網ノリの摘み取りが始まっています。こちらが摘み取られたノリです。近くで見てみると色落ちしているのが分かります」

色が薄く黄色くなっているノリ。
1月27日に張り込みが解禁された冷凍網ノリです。
今シーズン前半の秋芽網で好調な滑り出しとなった養殖ノリ。
色落ちもなく、前回、5回目の入札会までの累計枚数は、約9億7600万枚と昨シーズン全体をすでに上回っていました。
この時のノリ網を一部冷凍保存し、再び張り込む冷凍網ノリ。
期待が寄せられていた中、なぜ色落ちが始まったのでしょうか。

【ノリ漁業者 竹下幸佑さん】
「雨がやっぱり降らないのが1番の原因だと思います」

ここ数年の不作の大きな要因と考えられているノリの栄養塩不足。
今年に入り雨が少なく、川から海へ栄養分が運ばれないことで急激に不足状態に陥っています。
県有明海漁協によりますと県内だけではなく福岡や熊本など有明海全域で栄養塩が不足し色落ちが見られるということです。

【ノリ漁業者 竹下幸佑さん】
「前年もですね。50ミリ位の雨が降って回復してるので、やっぱり今年もその雨がちょっと降ってくれればっていう感じのとこではあります」

また、今年は別の要因も―
1月16日に撮影した有明海です。
ノリ網が海一面に広がっていますが、よく見ると、ノリがついていないようなところも。
ノリは育っているものの色が抜け、透けて見えている部分です。
また、海上では赤潮も発生しています。
原因である植物プランクトンがノリが必要としていた栄養塩を消費していて、晴れが続くと植物プランクトンは活発になるといいます。

【ノリ漁業者 竹下幸佑さん】
「量はあるが色がない分気持ちてきにはちょっと力が入らない。海の状況次第で変わるのでちょっととりあえず最後まで諦めず頑張るというとこしかないのかなという感じです」

【岩部リポーター】
「佐賀市や小城市から今シーズン初めて冷凍網ノリが出品されています。色落ちはありますが、去年よりもいい出来だということです」

18日の入札会の冷凍網ノリの平均単価は去年より9円ほど安い15円11銭で、出品されたノリの4分の1が色落ちしていたということです。
また今シーズン特に高い品質のノリが選ばれる「佐賀海苔有明海一番」は冷凍網ノリでは基準に達するものがなく昨シーズンに続き、2年連続で認定がありませんでした。

【県有明海漁協 中島光参事】
「栄養塩が少なく赤潮が発生したことでせっかくのいい冷凍網が入庫されたなかで非常に残念な結果が少し出ている」

一方、出品枚数の累計は18日、4年ぶりに10億枚を超えたほか、販売額は約249億円とすでに今シーズンの目標を達成しました。

【県有明海漁協 中島光参事】
「雨の予報が出ているのでそこでどこまで海況が回復するかでノリの出来栄えが左右されると思っている」

3月まで続く冷凍網ノリのシーズン。
漁業者は色落ちの網を撤去し、残ったノリに栄養が行きわたるようにするなど対策をしているということです。
県有明海漁協は引き続き4年ぶりの日本一奪還を目指しています。
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