佐賀のニュース
高齢者施設内にカフェ 入所者自らキッチンに【佐賀県】
2025/09/15 (月) 18:05

「敬老の日」にちなんで、元気に活躍する高齢者を紹介します。嬉野市にある高齢者施設に先月、オープンしたカフェ。キッチンを担当するのは普段は介助を受けることもある入所者の高齢者です。社会とつながりを持ち生きがいややりがいにつなげる取り組みを取材しました。
嬉野市にある高齢者向け介護施設「さとみち」。70代から100歳代までおよそ30人が入所しています。吹き抜けの広い部屋で入所者が思い思いに過ごす中、部屋の真ん中にあるのがカフェスペースです。
ハッピーケアライフ(運営会社)植林雅史さん
「お家とかで料理されてきたと思うのでそういったものをカフェを通じてみなさんに提供できたら結果として利用者の生きがいにつながって、「またせんばね」「また作らんばね」「お客さんこないね」みたいに言うのも1つの生きがいになるんじゃないかと思って始めた」
カフェは先月8日に本格稼働し、毎週金曜と土曜に営業。若いスタッフとともに、希望した施設の入所者5人が交代で店番をしています。この日の担当は富永シヅエさん・96歳と木谷照子さん・86歳です。
富永さんは過去に心臓や股関節などの病気を患い歩行がおぼつかない時期もありました。施設に入所しリハビリのかいもあってキッチンに立つまでに回復しました。
この日用意していたのは定食のサラダと酢の物や煮物などです。メニューはそれほど多くはありませんが、その分年の功を生かして愛情を注ぎます。
スタッフ松浦将平さん「今まで家でも料理をされていたので家の延長の感じでしてもらえるような環境つくりたい」
平日のこの日は来客はありませんでしたが施設はにぎやかでした。
施設には2匹のイヌのほか、職員が連れてきている赤ちゃんも。みんなで見守り入所者からも笑みがこぼれます。
赤ちゃんのお母さん(スタッフ)「子どもの刺激にすごくいいところもあるし私も看護職をしているので高齢者の刺激にもなる。両方の面でメリットがあると思う」
翌日、カフェに客が訪れました。86歳の木谷さんと96歳の富永さんが注文や調理、食事の提供まで対応。様子を見に来た入所者の家族をおもてなしすることも多いといいます。
女性客「接してくださる方も優しそうで。おばあちゃんも96歳って聞いてびっくりして。普通(役割)反対でしょ。若い人がおばあちゃんに(接客する)こんな風にしてもらったことない」
女性客「歳を重ねて、味も素材の味が生きていておいしかったです」
女性客「煮物おいしかったしちょうど減塩であまり濃くなくて、バランスよくよかった。煮物、酢の物、おにぎりもちょうど食べやすかった」
ハッピーケアライフ(運営会社)植林雅史さん
「この周辺の地区の人達にも遊びに来てもらったり、介護とか福祉に興味なかったりある方でも足を運んで頂いてそのきっかけとしてカフェがある」カフェを通じて社会とつながりを持ち自身の役割を見つけやりがいを感じてもらう。
仕事をこなす富永さんの表情は充実感に満ちていました。
富永さん「近くからとか遠くからでもおいでいただいたりしているのでなるべくいつまででもこういう風に楽しみが続けばいいなと思っている」
嬉野市にある高齢者向け介護施設「さとみち」。70代から100歳代までおよそ30人が入所しています。吹き抜けの広い部屋で入所者が思い思いに過ごす中、部屋の真ん中にあるのがカフェスペースです。
ハッピーケアライフ(運営会社)植林雅史さん
「お家とかで料理されてきたと思うのでそういったものをカフェを通じてみなさんに提供できたら結果として利用者の生きがいにつながって、「またせんばね」「また作らんばね」「お客さんこないね」みたいに言うのも1つの生きがいになるんじゃないかと思って始めた」
カフェは先月8日に本格稼働し、毎週金曜と土曜に営業。若いスタッフとともに、希望した施設の入所者5人が交代で店番をしています。この日の担当は富永シヅエさん・96歳と木谷照子さん・86歳です。
富永さんは過去に心臓や股関節などの病気を患い歩行がおぼつかない時期もありました。施設に入所しリハビリのかいもあってキッチンに立つまでに回復しました。
この日用意していたのは定食のサラダと酢の物や煮物などです。メニューはそれほど多くはありませんが、その分年の功を生かして愛情を注ぎます。
スタッフ松浦将平さん「今まで家でも料理をされていたので家の延長の感じでしてもらえるような環境つくりたい」
平日のこの日は来客はありませんでしたが施設はにぎやかでした。
施設には2匹のイヌのほか、職員が連れてきている赤ちゃんも。みんなで見守り入所者からも笑みがこぼれます。
赤ちゃんのお母さん(スタッフ)「子どもの刺激にすごくいいところもあるし私も看護職をしているので高齢者の刺激にもなる。両方の面でメリットがあると思う」
翌日、カフェに客が訪れました。86歳の木谷さんと96歳の富永さんが注文や調理、食事の提供まで対応。様子を見に来た入所者の家族をおもてなしすることも多いといいます。
女性客「接してくださる方も優しそうで。おばあちゃんも96歳って聞いてびっくりして。普通(役割)反対でしょ。若い人がおばあちゃんに(接客する)こんな風にしてもらったことない」
女性客「歳を重ねて、味も素材の味が生きていておいしかったです」
女性客「煮物おいしかったしちょうど減塩であまり濃くなくて、バランスよくよかった。煮物、酢の物、おにぎりもちょうど食べやすかった」
ハッピーケアライフ(運営会社)植林雅史さん
「この周辺の地区の人達にも遊びに来てもらったり、介護とか福祉に興味なかったりある方でも足を運んで頂いてそのきっかけとしてカフェがある」カフェを通じて社会とつながりを持ち自身の役割を見つけやりがいを感じてもらう。
仕事をこなす富永さんの表情は充実感に満ちていました。
富永さん「近くからとか遠くからでもおいでいただいたりしているのでなるべくいつまででもこういう風に楽しみが続けばいいなと思っている」
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