2025/03/06 (木) 17:30

有明海で取れる佐賀県産の冷凍網ノリの3回目の入札会が6日に開かれ、出品枚数は例年の1億枚を下回りました。

6日に開かれた冷凍網ノリの3回目の入札会には、大浦を除く14支所から約8900万枚が出品され、約250人の買い付け業者が訪れました。
不作だった去年同時期の出品枚数2000万枚を上回るものの、例年の1億枚以上には届きませんでした。
また、県有明海漁協によりますと、雨が少なく海の栄養塩が不足したことで、今回出品されたノリの半分ほどが色落ちしたノリだということです。

6日の合計販売額は約18億5000万円、平均単価は20円89銭で、ここ2、3年ほぼ同じ価格ですが、それ以前と比べると約1.5倍になっているということです。

【県有明海漁協 深川辰已参事】
「本来なら1億枚を超えるような数が出ないといけない時期なんですけど、なかなか海の方が栄養塩がなくて成長しなかったと」

今年1月の冷凍網ノリの解禁以降雨が少なかったことから、漁業者の中には用意していた予備の網で通常よりも多い3回目の張り込みを行う人もいるということです。