2024/07/19 (金) 18:40

佐賀空港へのオスプレイ配備計画をめぐり、“県が防衛省に県有地を無償で使わせていることは違法”として、計画に反対する県民40人が違法性の確認を求めている裁判が19日に佐賀地裁で始まりました。

訴えを起こしているのは、佐賀空港へのオスプレイ配備計画に反対する県民40人で、19日に佐賀地裁で第1回口頭弁論が行われました。
訴えでは、駐屯地の建設現場の近くで排水対策の施設の整備を進める防衛省に対し、県が県有地約12万平方メートルを無償で提供していることは違法だと指摘しています。
また、県有地からの土砂約37万立方メートルも無償で提供しているため、合わせて約9億円分を徴収していないなどとして「県有地の管理を怠っている」と主張しています。

一方、被告の県側は請求の棄却を求めて争う姿勢を示し、「原告の意見を聞いた後に改めて答弁する」と述べました。
第2回口頭弁論は10月25日に佐賀地裁で行われます。