2024/01/11 (木) 12:00

佐賀空港周辺で工事が進められている自衛隊の駐屯地をめぐり、市民団体が環境アセスメント実施を防衛省に求めるよう県に要請しました。

佐賀空港西側では自衛隊の駐屯地の工事が進められていますが、これに関連する排水施設を合わせた面積は環境アセスメントの対象となる35ヘクタールを超えます。
これについて県はそれぞれの事業の目的は異なるため、アセスメントは不要という考えを示しています。
これに対し、10日オスプレイ配備に反対する市民団体が県庁を訪れ、工事の中断と環境アセスメントの実施を防衛省に勧告するよう県の担当者に要請しました。
市民団体によりますと、排水施設の予定地ではすでに工事が始まっていて、掘削された土砂が駐屯地の建設予定地に運び込まれているのを現地で確認したことをもとに、駐屯地と排水施設の工事には一連性があると主張しています。

県の担当者は「両事業は目的が異なっていて一連性はない」とするこれまでの見解を改めて示しました。