2023/06/13 (火) 12:00

自衛隊のオスプレイを配備するため12日から始まった佐賀空港での駐屯地建設をめぐり、13日朝、反対する一部の地元住民や支援者たちが、建設現場の入口で抗議活動をして、一時トラックの通行を阻止する場面がありました。

現場にいた人などによりますと、13日午前8時半ごろ、佐賀市川副町にある佐賀空港の自衛隊の駐屯地建設現場の入口付近で、工事に反対する一部の地元住民や支援者約30人が横断幕などを持ち抗議の声を上げました。
現場にはトラック数台が到着していましたが入れず、九州防衛局の通報で、駆けつけた警察官が説得と警告を続け、約1時間後にトラックは現場に入ったということです。
警察によりますと、現場でのけが人などはないということです。
佐賀空港への自衛隊のオスプレイ配備計画を巡っては、空港の西側に新たな駐屯地の建設が12日から始まっています。

防衛省は24時間体制で夜間や休日も作業するほか、資材などを運ぶため1日約100台のダンプカーが通学路を含むルートを通る工事計画を示していて、地元の住民から懸念の声が出ているほか、佐賀市も生活環境に影響が出ないよう配慮を求めています。