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新商品“ミツロウバッグ” 何度でも洗って使えるサステナブルな袋を開発【佐賀県】
2023/02/23 (木) 18:30
シリーズでお伝えしているサガリサーチ。今回はポリ袋に代わって何度でも洗って使えるサステナブルな商品「ミツロウバッグ」を紹介します。製作した神埼市の養蜂家の女性は障害者雇用の選択肢になればと期待を寄せています。
巣の接着剤としてハチが分泌する“ミツロウ”。一般的に化粧品やワックス、クレヨンの材料に使われます。
このミツロウを塗りこんだ生地で作られた袋、それがミツロウバッグです。
【橋爪アナウンサー】
「ミツロウバッグに冷凍したお米300グラムを入れました。逆さにしてみると…ミツロウが固まっているので全く落ちてきません」
バッグは、体温の熱でやわらかくなり冷やすと固まるミツロウの性質を利用して作られました。
ポリ袋の代わりに食材を入れて保管したり持ち運んだりするもので、洗えば何度でも使うことができます。
【はらまき養蜂場 田村ちせさん】
「生活の一部にしてほしい。ポリ袋と併用してミツロウバッグを使ってほしい。そうすると少しずつゴミが減るんですよね」
商品を開発した神埼市のはらまき養蜂場の田村ちせさん。ミツロウに着目したのはママ友からの一言でした。
【はらまき養蜂場 田村ちせさん】
「公園で、あるお母さんから『ミツロウを分けてほしい。ミツロウラップを作りたい』と提案があった。一味違うものを作りたいと思っていた時だったので(ミツロウの商品を)作ってみたいと思ったのが始まり」
太陽の熱でじっくり温めると蜂蜜を取り終えた巣から溶け出してくるミツロウ。しかし採取できるのは巣全体の重さのわずか1パーセント。手間と時間がかかるため養蜂場ではこれまでミツロウをとるどころか巣を丸ごと廃棄していました。
【はらまき養蜂場 田村さんの父 腹巻佐一郎さん】
「蜜をとった残りですからね。これ(ミツロウ)をとろうと思ってハチを育てるわけじゃないから、余ったものを利用してもらうと」
捨てられる巣を有効活用して作られたミツロウバッグ。田村さんはここ数年人気が高まっているミツロウラップをアレンジして8カ月ほどで製作に成功しました。
田村さんが定期的にミツロウを届ける場所。一般就労を目指して障害がある人が働く佐賀市の就労継続支援B型事業所「ワンフラワー」です。
ミツロウバッグは施設の利用者が製作を担当しています。
【施設利用者の女性】
「買ってもらえるうれしさもあるし、自分の手がけたものが売れる、販売される、うれしさを感じます」
【ワンフラワー小野憲一朗さん】
「成功することで『自分はこんなにできるんだ』と『こんないい商品作ってるんだな』と思うことが利用者のプラスに働く。ひとつの働き方として、すごくいい取り組み」
なぜ障害がある人にバッグの製作を依頼するのか。そこには田村さんの強い願いが込められています。
田村さんは夫と息子2人の4人家族です。
長男の蒼君は1歳のころ発達障害の診断を受けました。
【はらまき養蜂場 田村ちせさん】
「障害者の施設の人たちと接することが多くて、現状とか色々聞くことが多い。何かしたいというより、不安になった。蒼君の将来が。時給の話聞いたら『えっ、無理でしょ。そんなお給料で生活できないでしょ』と。もし私が何かできるのであれば、楽しんで取り組めたらと思ったのがミツロウバッグでした」
息子の将来を思う1人の母として、障害者雇用の選択肢を増やしたい。ミツロウバッグの販売はその実現に向けた第一歩です。
【はらまき養蜂場 田村ちせさん】
「限られた中で仕事を選ぶのってすごく苦痛じゃないですか。その幅を広げたいなって。障害のある人にも『ああいうこともできる』『こんなこともできる』と広めたい」
販売に向けた資金はクラウドファンディングで約180万円集めました。年間の売り上げ目標ははちみつにかけて830万円。売り上げは製作を依頼しているワンフラワーなどへ贈られます。
【はらまき養蜂場 田村ちせさん】
「聞こえていないものが聞こえていたり、私たちに見えていないものが見えたりして、その人にとって居心地のいい環境を作ってあげないとストレスになる。そういう人たちをもっと汲み上げられる環境を養蜂を通して作っていきたい」
巣の接着剤としてハチが分泌する“ミツロウ”。一般的に化粧品やワックス、クレヨンの材料に使われます。
このミツロウを塗りこんだ生地で作られた袋、それがミツロウバッグです。
【橋爪アナウンサー】
「ミツロウバッグに冷凍したお米300グラムを入れました。逆さにしてみると…ミツロウが固まっているので全く落ちてきません」
バッグは、体温の熱でやわらかくなり冷やすと固まるミツロウの性質を利用して作られました。
ポリ袋の代わりに食材を入れて保管したり持ち運んだりするもので、洗えば何度でも使うことができます。
【はらまき養蜂場 田村ちせさん】
「生活の一部にしてほしい。ポリ袋と併用してミツロウバッグを使ってほしい。そうすると少しずつゴミが減るんですよね」
商品を開発した神埼市のはらまき養蜂場の田村ちせさん。ミツロウに着目したのはママ友からの一言でした。
【はらまき養蜂場 田村ちせさん】
「公園で、あるお母さんから『ミツロウを分けてほしい。ミツロウラップを作りたい』と提案があった。一味違うものを作りたいと思っていた時だったので(ミツロウの商品を)作ってみたいと思ったのが始まり」
太陽の熱でじっくり温めると蜂蜜を取り終えた巣から溶け出してくるミツロウ。しかし採取できるのは巣全体の重さのわずか1パーセント。手間と時間がかかるため養蜂場ではこれまでミツロウをとるどころか巣を丸ごと廃棄していました。
【はらまき養蜂場 田村さんの父 腹巻佐一郎さん】
「蜜をとった残りですからね。これ(ミツロウ)をとろうと思ってハチを育てるわけじゃないから、余ったものを利用してもらうと」
捨てられる巣を有効活用して作られたミツロウバッグ。田村さんはここ数年人気が高まっているミツロウラップをアレンジして8カ月ほどで製作に成功しました。
田村さんが定期的にミツロウを届ける場所。一般就労を目指して障害がある人が働く佐賀市の就労継続支援B型事業所「ワンフラワー」です。
ミツロウバッグは施設の利用者が製作を担当しています。
【施設利用者の女性】
「買ってもらえるうれしさもあるし、自分の手がけたものが売れる、販売される、うれしさを感じます」
【ワンフラワー小野憲一朗さん】
「成功することで『自分はこんなにできるんだ』と『こんないい商品作ってるんだな』と思うことが利用者のプラスに働く。ひとつの働き方として、すごくいい取り組み」
なぜ障害がある人にバッグの製作を依頼するのか。そこには田村さんの強い願いが込められています。
田村さんは夫と息子2人の4人家族です。
長男の蒼君は1歳のころ発達障害の診断を受けました。
【はらまき養蜂場 田村ちせさん】
「障害者の施設の人たちと接することが多くて、現状とか色々聞くことが多い。何かしたいというより、不安になった。蒼君の将来が。時給の話聞いたら『えっ、無理でしょ。そんなお給料で生活できないでしょ』と。もし私が何かできるのであれば、楽しんで取り組めたらと思ったのがミツロウバッグでした」
息子の将来を思う1人の母として、障害者雇用の選択肢を増やしたい。ミツロウバッグの販売はその実現に向けた第一歩です。
【はらまき養蜂場 田村ちせさん】
「限られた中で仕事を選ぶのってすごく苦痛じゃないですか。その幅を広げたいなって。障害のある人にも『ああいうこともできる』『こんなこともできる』と広めたい」
販売に向けた資金はクラウドファンディングで約180万円集めました。年間の売り上げ目標ははちみつにかけて830万円。売り上げは製作を依頼しているワンフラワーなどへ贈られます。
【はらまき養蜂場 田村ちせさん】
「聞こえていないものが聞こえていたり、私たちに見えていないものが見えたりして、その人にとって居心地のいい環境を作ってあげないとストレスになる。そういう人たちをもっと汲み上げられる環境を養蜂を通して作っていきたい」
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