2022/11/07 (月) 18:50

佐賀空港へのオスプレイ配備計画をめぐり、自衛隊との空港共用を否定した協定が見直されたことを受け、7日、佐賀県の幹部が空港周辺で営農を行う県農業協同組合に報告しました。

7日、佐賀県の幹部が訪ねたのは、佐賀空港周辺で営農や畜産を行っている県農業協同組合です。
会合は非公開で行われ、県は大島信之組合長らに対し、県と県有明海漁協が結ぶ自衛隊との空港共用を否定した、公害防止協定の見直しまでの経緯を説明したということです。
同様の協定は県農業協同組合なども結んでいて大島組合長は、組合員への説明会を求めた上で、協定に則って事前協議に応じる考えを示しました。

【県農業協同組合 大島信之組合長】
「騒音とか安全性、排水問題などもあるでしょうし、いろいろ心配する人もいると思われるので、そういった中できちんと説明をしていただきたい」

県は県農業協同組合や佐賀市などと調整した上で、年明け以降に説明会を実施したいとしています。

一方、県庁の向かいでは、オスプレイ配備に反対する団体が、協定の見直しをしないよう求める抗議活動をしたほか、漁業者の有志が「協定の見直しは認められない」として、県や漁協に対し抗議文を提出したということです。