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有明海沿い走り46年“特急かもめ”運行終了 「通勤で世話に」「娘が福岡に 何度も乗った」

2022/09/23 (金) 18:50

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西九州新幹線の開業に伴って、22日廃止されたのが長崎本線の特急かもめです。有明海沿いを走る姿は、鉄道ファンからの人気も高く、多くの人に惜しまれながら46年間の役目を終えました。

新幹線の開業を翌日に控えた22日夜。【鹿島市民】「通勤でだいぶお世話になった。最後の見送りに来た」【鹿島市民】「福岡に娘がいたので何回も乗った。最後だと思うと…寂しい」地域に愛された特急かもめのラストラン。多くの人が、別れを惜しみました。

9月9日太良町
【川野優也キャスター】「午前6時の太良町です。特急かもめの撮影スポットではこの時間から鉄道ファンがカメラを構えています」平日の早朝。ファインダーを覗く姿は、真剣そのものです。

【福岡県の会社員】「かもめが無くなるので一番列車から最後の列車まで撮りたいなと思って。晴れて仕事が休みの日は最後かなと」【福岡県の大学生】「(かもめを)小さい頃から見慣れていて自然と好きになった。景色もきれいなので、有明海と絡んだ写真を撮りたい」有明海沿岸の各地で、鉄道ファンのシャッター音が響いていました。

「かもめ」が登場したのは1937年。当時は漢字の表記で、東京ー神戸間で運行しました。1961年からは気動車となり、京都ー長崎・宮崎間を走りました。1976年からは電車となり、博多ー長崎間を運行。日本を代表する列車の1つとして定着しました。

こちらは、太良町の高台。10人以上がカメラを向けていました。【東京から】「幼い頃から図鑑などで読んでかっこいいなと思い好きになった」青い空と有明海、ヤシの木がそろう風光明媚な場所をかもめが駆け抜けます。46年間、博多から長崎を結んできた特急かもめ。新幹線の開業と同時に役目を終えます。

【川野優也キャスター】「特急かもめの魅力の1つが車窓の風景です。窓の外には有明海が広がっています。非常に美しい景色を楽しむことができます」23日から導入された特急「かささぎ」は博多から肥前鹿島までの運行。鹿島市と太良町の有明海沿岸を走る姿は見納めです。

【千葉県から】「スタイリッシュなボディにパワフルな走り。きついカーブと美しい景色。ずっと走り続けてほしかったけど時代の流れもあるので1つの区切り」

「白いかもめ」885系
「黒いかもめ」787系

昭和・平成・令和と3つの時代を駆け抜けてきた「かもめ」。23日からは新幹線として新たな歴史を刻みます。
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