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3度目の出店へ…2回の豪雨の被害に合った武雄市のケーキ店【佐賀県武雄市】
2022/09/20 (火) 18:30
2019年の佐賀豪雨から3年、さらに2021年8月の豪雨から1年が経ちました。
武雄市に2度の水害に見舞われたケーキ店があります。同じ場所での営業継続を決めたその理由とは
【デタント 相森真一さん】
「やっとここまで形が見えてきた。とりあえずスタート点に立てたと思っています」
武雄市朝日町でケーキ店を営む、相森真一さん42歳。この場所で”3度目の出店”を目指しています。
【デタント 相森真一さん】
「今年、14周年を迎えた。来年がちょうど15周年。15周年のタイミングでできれば」
2021年8月14日のデタントです。店内が1メートル以上浸水しました。
2019年の豪雨を乗り越え、再び店をオープンさせてからわずか2年足らずの被災でした。
【デタント 相森真一さん】
「何とも言えない感じだった「またか」っていうのもあるし「うわーどうしよう」というのもあるし、ついこの間復旧したばかりというのもあるし、「参ったな」という感じだった」
新しく買い替えた冷蔵庫や、調理場の器具はすべて使えなくなり、被害総額は3000万円以上に上りました。
【デタント 相森真一さん】
「ここで水害がなくなることはないと思うんですよ。どんな河川工事やっても多分水害って来る土地だと思うので、じゃあ逆に「その土地で生活するためには」とか「生きていくために、商売するためにはこういうやり方しかないよね」「こういうやり方をすれば水害って怖くないよね」というやり方で商売を再開させたい」
相森さんは廃業ではなく、同じ敷地内で営業継続に向けて動き始めました。
2021年の大雨から半年が経ったことし3月。相森さんは新しい店がオープンするまでの仮営業を始めました。
【お客さん】
男性
「ここら辺通っている時に3月3日からオープンしますと聞いていたので」
女性
「タルトが大好きなのでよく買わせてもらってます」
男性
「ホワイトデーのものと、この店ですごく大好きなモンブランがあるので「復帰したら絶対食いたい」と思って来た」
「そういうこと被災を感じさせない、きれいな雰囲気になっていてすごくよかった」
順調に見える一方、ホールケーキと焼き菓子のみ販売し、商品を限定しているという相森さん。
そこには大きな理由がありました。
【デタント 相森真一さん】
「新しいお店は来年の9月ぐらいの予定なんですよ。だから今年の夏を1回越えて、さらにもう1回梅雨と8月を越すんですよ、だから2回ここで夏を越えないといけない。心晴れてはないんですよね、ずっと。どうなるんだろうという心配事の方が多い」
相森さんは調理器具の費用や再び浸水するリスクを考え、必要最低限の道具しか揃えませんでした。
そのため被災前と比べると冷蔵庫やオーブンなど8台の機器が足りません。
あくまでも今回は新しい店がオープンするまでの“仮営業”という位置づけです。
【デタント 相森真一さん】
「次水害が来ることを正直想像していなかった。というかその時の再開と今回の再開とでは全然、違いますね。次の展開をどうしようか考えながらの再開」
幸いにも2022年の夏は、浸水被害がなかったデタント。少しずつ新しい店の形が見えてきました。
コンセプトは「丘の上にある菓子職人の工場」
土盛りで2メートルかさ上げし浸水を防ぎます。広さは約300平方メートル、今の店の1.5倍の広さです。
【デタント 相森真一さん】
「雰囲気が変わって行きづらくなったよねって言われないような、何なら田植えしたまま買いに来てもらえるようなお店であり続けたい」
大まかなレイアウトは決まっているものの、内装などほとんどが未定。
相森さんは建築士や地元の工務店と打ち合わせを重ね着々と準備を進めます。
佐賀豪雨から3年、2021年の大雨から1年。新しい店の着工を前に安全を祈願する相森さん。不安と向き合いながらも同じ場所で3度目の出店にこだわる理由とは…。
【デタント 相森真一さん】
「生まれ育った場所だし、先祖が残してくれた土地なので、使わせていただいている以上はここを離れることはできないというか、慣れ親しんだ土地っていうのが一番」
Q・これからですね
「ほんとっすね、もう…ようやくです、頑張ります」
武雄市に2度の水害に見舞われたケーキ店があります。同じ場所での営業継続を決めたその理由とは
【デタント 相森真一さん】
「やっとここまで形が見えてきた。とりあえずスタート点に立てたと思っています」
武雄市朝日町でケーキ店を営む、相森真一さん42歳。この場所で”3度目の出店”を目指しています。
【デタント 相森真一さん】
「今年、14周年を迎えた。来年がちょうど15周年。15周年のタイミングでできれば」
2021年8月14日のデタントです。店内が1メートル以上浸水しました。
2019年の豪雨を乗り越え、再び店をオープンさせてからわずか2年足らずの被災でした。
【デタント 相森真一さん】
「何とも言えない感じだった「またか」っていうのもあるし「うわーどうしよう」というのもあるし、ついこの間復旧したばかりというのもあるし、「参ったな」という感じだった」
新しく買い替えた冷蔵庫や、調理場の器具はすべて使えなくなり、被害総額は3000万円以上に上りました。
【デタント 相森真一さん】
「ここで水害がなくなることはないと思うんですよ。どんな河川工事やっても多分水害って来る土地だと思うので、じゃあ逆に「その土地で生活するためには」とか「生きていくために、商売するためにはこういうやり方しかないよね」「こういうやり方をすれば水害って怖くないよね」というやり方で商売を再開させたい」
相森さんは廃業ではなく、同じ敷地内で営業継続に向けて動き始めました。
2021年の大雨から半年が経ったことし3月。相森さんは新しい店がオープンするまでの仮営業を始めました。
【お客さん】
男性
「ここら辺通っている時に3月3日からオープンしますと聞いていたので」
女性
「タルトが大好きなのでよく買わせてもらってます」
男性
「ホワイトデーのものと、この店ですごく大好きなモンブランがあるので「復帰したら絶対食いたい」と思って来た」
「そういうこと被災を感じさせない、きれいな雰囲気になっていてすごくよかった」
順調に見える一方、ホールケーキと焼き菓子のみ販売し、商品を限定しているという相森さん。
そこには大きな理由がありました。
【デタント 相森真一さん】
「新しいお店は来年の9月ぐらいの予定なんですよ。だから今年の夏を1回越えて、さらにもう1回梅雨と8月を越すんですよ、だから2回ここで夏を越えないといけない。心晴れてはないんですよね、ずっと。どうなるんだろうという心配事の方が多い」
相森さんは調理器具の費用や再び浸水するリスクを考え、必要最低限の道具しか揃えませんでした。
そのため被災前と比べると冷蔵庫やオーブンなど8台の機器が足りません。
あくまでも今回は新しい店がオープンするまでの“仮営業”という位置づけです。
【デタント 相森真一さん】
「次水害が来ることを正直想像していなかった。というかその時の再開と今回の再開とでは全然、違いますね。次の展開をどうしようか考えながらの再開」
幸いにも2022年の夏は、浸水被害がなかったデタント。少しずつ新しい店の形が見えてきました。
コンセプトは「丘の上にある菓子職人の工場」
土盛りで2メートルかさ上げし浸水を防ぎます。広さは約300平方メートル、今の店の1.5倍の広さです。
【デタント 相森真一さん】
「雰囲気が変わって行きづらくなったよねって言われないような、何なら田植えしたまま買いに来てもらえるようなお店であり続けたい」
大まかなレイアウトは決まっているものの、内装などほとんどが未定。
相森さんは建築士や地元の工務店と打ち合わせを重ね着々と準備を進めます。
佐賀豪雨から3年、2021年の大雨から1年。新しい店の着工を前に安全を祈願する相森さん。不安と向き合いながらも同じ場所で3度目の出店にこだわる理由とは…。
【デタント 相森真一さん】
「生まれ育った場所だし、先祖が残してくれた土地なので、使わせていただいている以上はここを離れることはできないというか、慣れ親しんだ土地っていうのが一番」
Q・これからですね
「ほんとっすね、もう…ようやくです、頑張ります」
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