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合格祈願で有名な「落書き堂」2021年豪雨で被災した参道は復旧”手つかず”【佐賀市】
2022/08/17 (水) 12:50

佐賀市大和町の山間部に「落書き堂」として知られる合格祈願の神社があります。ただ、その参道が2021年8月の豪雨で被災。いまだほぼ手つかずのままで管理する地元の自治会も頭を抱えています。
佐賀市大和町の山間部にある通称「落書き堂」。壁や天井を埋めつくすほどに書かれているのは受験や就職を控えた参拝客の願い事です。
【上都渡城自治会 山崎隆二さん】
「お参りに来て滑ってケガしたとかになったら大変ですので、そこだけを一番私どもは心配してます」
知恵の神様、文殊菩薩を祭る乙文殊宮です。
県内外から訪れる参拝客は、下の宮でお参りしたあとさらに登ったところにある上の宮、いわゆる落書き堂を目指しますが…
【上都渡城自治会 山崎隆二さん】
「この沢沿いに参道があったわけですね。ここがずーっと上の方から崩れてきとっとです。それとあと倒木ですね、これが全部ふさいでしまったとですよ」
約500メートルの参道が2021年8月の豪雨で崩壊。
最も被害が大きかったのは参道のちょうど中間あたり沢伝いの道です。
【上都渡城自治会 山崎隆二さん】
「この石はですね、もうちょっと右側の方にあったんですよね、これがずれてきちゃったんですね。ただこれを何とかしたいと思ってもどうしようもないんですよね、この石の大きさだったら」
乙文殊宮を管理する山崎さんたち地元自治会は被災後、修復を試みましたが、とても素人では手に負えずほとんど手つかずのまま。
現在は佐賀市による応急処置でロープが張られていて、落書き堂へは、それを伝って崩れた山道を登っていくしかありません。
【上都渡城自治会 山崎隆二さん】
「あれじゃまだまだ小さいお子様とか年配の方は難しいんで、今色々と各方面に何とかお願いしながら修復をしようと」
【上都渡城自治会 山崎隆二さん】
「見えてきましたよ、これが上の宮ですね」
Qこれが落書きお堂?「そうです、俗名落書き堂ですね」
被災前は15分程度で登れていたといいますが、取材では約2倍30分余りの時間がかかりました。
【上都渡城自治会 山崎隆二さん】
「せっかく登って来られてる姿を見て、行っていただきたいんですけど、非常に足元が危ないんでね、お参りに来て滑ってケガしたとかになったら大変ですので、そこだけを一番私どもは心配してます」
夏から少しずつ参拝客が増え始めるという乙文殊宮。特に年末から年明け、いわゆる受験シーズンには多くの人が訪れ、壁や天井に合格祈願の“落書き”をします。
【上都渡城自治会 山崎隆二さん】
「中間の参道が、ちょっと登りづらい状況になっているので、要望があがってくるわけですよね、何とか早くしてくださいと」
参拝客からの要望もあるほか、さらに気がかりなのはほとんど手つかずのままで迎える大雨。2021年の被災は8月のちょうどこの時期でした。
【上都渡城自治会 山崎隆二さん】
「この山の上の方に倒木が倒れたままになっているんですよ。もういっぺん大きな、大雨だとか土石流が発生した時には、上のまた倒木が落ちてくるんですね」
さらなる土砂崩れが起きると参道だけではなく、御堂そのものが被害を受ける可能性もあると山崎さんは話します。
自治会としては、落書き堂への道を絶やさぬようただ復旧させるだけではない新たな参道の整備も模索しています。
【上都渡城自治会 山崎隆二さん】
「ここをきちっと参道をお金かけてやってもまた上から落ちてくるということが考えられるから、それも上も含めて考えて参道づくりをせないかんじゃないかとか、思い切った迂回路をつくるとかですね、そういうことが提案はしてます」
古くから地域のシンボルとしても親しまれてきた乙文殊宮。
訪れる参拝客を安全に迎え、今後も多くの人に“落書き”のご利益を授けるためにも、本格的な復旧、そして対策が急がれます。
佐賀市大和町の山間部にある通称「落書き堂」。壁や天井を埋めつくすほどに書かれているのは受験や就職を控えた参拝客の願い事です。
【上都渡城自治会 山崎隆二さん】
「お参りに来て滑ってケガしたとかになったら大変ですので、そこだけを一番私どもは心配してます」
知恵の神様、文殊菩薩を祭る乙文殊宮です。
県内外から訪れる参拝客は、下の宮でお参りしたあとさらに登ったところにある上の宮、いわゆる落書き堂を目指しますが…
【上都渡城自治会 山崎隆二さん】
「この沢沿いに参道があったわけですね。ここがずーっと上の方から崩れてきとっとです。それとあと倒木ですね、これが全部ふさいでしまったとですよ」
約500メートルの参道が2021年8月の豪雨で崩壊。
最も被害が大きかったのは参道のちょうど中間あたり沢伝いの道です。
【上都渡城自治会 山崎隆二さん】
「この石はですね、もうちょっと右側の方にあったんですよね、これがずれてきちゃったんですね。ただこれを何とかしたいと思ってもどうしようもないんですよね、この石の大きさだったら」
乙文殊宮を管理する山崎さんたち地元自治会は被災後、修復を試みましたが、とても素人では手に負えずほとんど手つかずのまま。
現在は佐賀市による応急処置でロープが張られていて、落書き堂へは、それを伝って崩れた山道を登っていくしかありません。
【上都渡城自治会 山崎隆二さん】
「あれじゃまだまだ小さいお子様とか年配の方は難しいんで、今色々と各方面に何とかお願いしながら修復をしようと」
【上都渡城自治会 山崎隆二さん】
「見えてきましたよ、これが上の宮ですね」
Qこれが落書きお堂?「そうです、俗名落書き堂ですね」
被災前は15分程度で登れていたといいますが、取材では約2倍30分余りの時間がかかりました。
【上都渡城自治会 山崎隆二さん】
「せっかく登って来られてる姿を見て、行っていただきたいんですけど、非常に足元が危ないんでね、お参りに来て滑ってケガしたとかになったら大変ですので、そこだけを一番私どもは心配してます」
夏から少しずつ参拝客が増え始めるという乙文殊宮。特に年末から年明け、いわゆる受験シーズンには多くの人が訪れ、壁や天井に合格祈願の“落書き”をします。
【上都渡城自治会 山崎隆二さん】
「中間の参道が、ちょっと登りづらい状況になっているので、要望があがってくるわけですよね、何とか早くしてくださいと」
参拝客からの要望もあるほか、さらに気がかりなのはほとんど手つかずのままで迎える大雨。2021年の被災は8月のちょうどこの時期でした。
【上都渡城自治会 山崎隆二さん】
「この山の上の方に倒木が倒れたままになっているんですよ。もういっぺん大きな、大雨だとか土石流が発生した時には、上のまた倒木が落ちてくるんですね」
さらなる土砂崩れが起きると参道だけではなく、御堂そのものが被害を受ける可能性もあると山崎さんは話します。
自治会としては、落書き堂への道を絶やさぬようただ復旧させるだけではない新たな参道の整備も模索しています。
【上都渡城自治会 山崎隆二さん】
「ここをきちっと参道をお金かけてやってもまた上から落ちてくるということが考えられるから、それも上も含めて考えて参道づくりをせないかんじゃないかとか、思い切った迂回路をつくるとかですね、そういうことが提案はしてます」
古くから地域のシンボルとしても親しまれてきた乙文殊宮。
訪れる参拝客を安全に迎え、今後も多くの人に“落書き”のご利益を授けるためにも、本格的な復旧、そして対策が急がれます。
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