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野鳥の会が3交代制で見守り…まもなく旅立ち 絶滅危惧種コアジサシ子育て中 【佐賀県】

2022/06/17 (金) 17:50

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今年はひなが、すくすくと成長しています。
佐賀市の建物跡地で絶滅危惧種の渡り鳥コアジサシが子育てをしていて、まもなく旅立ちの日を迎えようとしています。

【橋爪リポーター】
「佐賀市の浄水場跡地です。コアジサシが巣を作って約2カ月が経ちました。ひなは順調に成長し、もうまもなく巣立つとみられています」

コアジサシは、環境省が絶滅危惧種に指定しているカモメ科の渡り鳥です。
4月中旬、佐賀市の浄水場跡地におよそ50羽が巣を作りましたが、ネコなどに襲われ8羽に減りました。
しかし日本野鳥の会佐賀県支部が3交代制で見張りなどの対策を講じたため、卵からかえった10羽のひなは命を落とすことなく、体長約30センチまで成長。
あと2日ほどで親鳥と飛び立つとみられています。

【日本野鳥の会佐賀県支部 宮原明幸支部長】
「残った4つの『つがい』がひなを育ててそれを見て元気になった。またこれから対策を頑張ります。あとは自分の力でニュージーランドまで渡ってまた日本に帰ってきて、何とか命をつないでもらいたい」

野鳥の会によりますと、新たに15羽のコアジサシが飛来していて、子育てが順調に進めば7月末にニュージーランドやオーストラリアに向かって飛び立つということです。
2021年はひなが全滅するという悲しい事態もありましたが、今回、日本野鳥の会佐賀県支部のメンバーが3交代で一時は24時間態勢で、現在は朝4時半から夜7時まで見守っているということです。
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